デザインの配色の基礎を独学で学ぶ おすすめの本5選

デザイナーに必要な能力は幾つかありますが、そのうちの一つが色彩や配色に関する能力です。

これに関して、色彩感覚は天性のものだと勘違いしている方がいらっしゃいますが、必ずしもそうではありません。

確かに、生まれながらにして素晴らしい色彩感覚を持っている人もいますが、そのようなデザイナーは本当にごく一部です。

その他のほとんどのデザイナーは、勉強することによって後天的に色彩感覚や配色技術を身につけています。配色はセンスではありません。

(ちなみにここでいうデザイナーとは、Webデザイナーや服飾デザイナー、グラフィックデザイナーなど、ありとあらゆるデザイナーのことを指しています。)

このことからも分かるように、配色に関しては独学でも身につけることができます。

もちろんデザインの専門学校に通い、そこで学ぶことが最も効率がいいことには変わりませんが、全ての人がデザインの専門学校に通えるわけではありません。

また、デザイナーを目指している訳ではないけど配色の知識を身に付けたい人もいると思いますが、そのような人がデザインの専門学校に行くことは到底考えられません。

今回は独学でデザイナーを目指す人、もしくはデザインをする必要に迫られた人向けに、配色の基礎を独学で学ぶことのできるおすすめの本を5冊紹介していきます。

配色の基礎を身につけるだけで、あなたのデザイン力は格段に上がります。

スポンサーリンク
PC用の広告

1、『配色デザイン見本帳 配色の基礎と考え方が学べるガイドブック』

まず最初に紹介する本がこちらの『配色デザイン見本帳 配色の基礎と考え方が学べるガイドブック』という本です。

この本のタイトルには”見本帳”とあるので、ただ色の見本が載っているだけだと思ったら大間違いです。

この本には色彩に関する基礎的なこと、配色をする上で身につけなくてはいけない基本が漏れなく全て載っています

また、この本のが対象としている人は、色に対する知識を全く持たない人です。

なので、配色の基礎や技術の説明が非常に分かりやすいです。

また、配色の基礎を学ぶだけではなく、より応用的・実践的な部分も含まれています。

この本を通して読めば、自分で配色のパターンや色の組み合わせ等を考える力がつきます。

もし今まで配色についての勉強をしたことがなければ、まずこの本から始めることをおすすめします。

ちなみに配色を学ぶためのよりおすすめな方法としては、この本を読み、さらにもう一冊実践的な配色パターンが多く載っている本を読むことです。

しかし、この本だけでも十分に基礎は身につきます。

この本は配色の勉強を独学でするための強い味方と言えます。良著です。

2、『7日間でマスターする配色基礎講座』

こちらの本も、配色の基礎を学ぶことのできる本です。

デザインを学んだことのある人の多くが一度は目にしたことがある本だと思います。

タイトルに7日間でマスターとありますが、実際にこの本を読むのには7日間もかかりません。

2日間か3日間ほどあれば読めてしまいます。

手っ取り早く配色の基礎を学びたいのであればこの本がおすすめです。

また、サンプルも多く載っていますし、図による説明も多いのが特長です。

こちらの本も先ほどの本同様、初心者向けの本です。

色彩や配色に関して全く知識がないよ、という人でもスイスイ読み進めていけます。

それでいて分かりやすいです。

先ほど紹介した本と両方は買う必要がないと思います。どちらか一冊で配色の基礎は十分学べます。

どちらを選ぶかは完全に好みです。

3、『配色&カラーデザイン プロに学ぶ、一生枯れない永久不滅テクニック』

この本では、最初に配色の基礎を学び、その後多くの具体例を見ながら配色の王道を学んでいきます。

配色の基礎についての説明も分かりやすいですが、上記二冊の方が若干詳しく載っている気がします。

具体例の数は多く、自分の頭の中に配色パターンの引き出しを多く作ることができます。

また、色彩検定を受ける際にもこの本は役に立つと思います。

初めて学ぶ人にも易しい内容なので、配色を一から学びたい人にもおすすめできます。

が、個人的には先ほど紹介した二冊の方がより配色の基礎基本が学べるのでおすすめです。

4、『デザインを学ぶすべての人に贈る カラーと配色の基本BOOK』

この本は眺めるだけでも面白い本です。

配色の基礎が説明されているのはもちろんですが、良い配色と悪い配色の例が両方示されています。

悪い配色の施された具体例をどのようにより良い配色に変えるのか。

この本を読めば、その点が身につきます。

実際に悪い配色と良い配色を眺めれば、配色の威力を実感できます。

どのような配色がよくて、どのような配色がよくないのかが理論的にも説明されています。

自分で配色をする際には、自分でその配色の良し悪しを判断する必要があります。

自分の中にその物差しを作るための本がこの本の役割です。

一番最初に紹介した本に比べると、配色の基礎についての記述は少ないですが、純粋に眺めるだけでも楽しいので書店などで一度手に取って見てみてください。

5、『すぐに役立つ! 配色アレンジBOOK』

この本はここまで紹介してきた本に比べるとより実践的であり、かつより手軽に使える本です。

配色の基礎、色彩の基礎に関する記述は最低限しかありません。

しかし、テーマごとに配色の例がいっぱい載っています。

可愛い、陽気、健やか、上品、ナチュラル、クラシック、ワイルド、ミステリアス、シンプルなどのキーワードから配色のパターンの例を見ることができます。

この本に載っている配色パターンはそのまま使えます。

実際に作りたいもの、デザインしたいものが決まっており、イメージも決まっていれば、この本は非常に参考になります。

また、配色の基礎を学んだ後は、このような本を手元に置き、眺めることで配色の知識がより実践的なものになります。

一番目や二番目に紹介した本を読んで色彩・配色の基礎を学んだ後は、この本を手にすることをおすすめします。

また、配色の基礎の理論は本当に最低限でいいから、より実践的な具体例が知りたいという人はこの本から先に手をつけるのもありだと思います。

おわりに

デザインは独学でも十分身につけることができます。

配色はデザインの中でもレイアウトと並んで非常に重要です。

この基礎を身につけるだけであなたのデザイン力は本当に見違えるほどになります。

ぜひ頑張って配色の基礎を身につけてみてください。デザインの基礎は身につければ一生使えます!

スポンサーリンク
PC用の広告

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク
PC用の広告