まず早速ですが、DTP(デスクトップパブリッシング)とは、本やパンフレットなどの印刷物をパソコンで作成・編集し、それを印刷することです。
そして、DTPには業界ならではの多くのルールがあります。
もしあなたが自分でパンフレットや書籍などをパソコン上でデザインして印刷会社に持って行ったとしても、そのルールに則って作ったデータでなければ印刷をすることができません。
印刷会社などとやり取りする際には、DTPに関する知識が必要となってきます。
また、出版業界で働く方や、出版業界とお付き合いのある方もDTPに関する知識は必須です。
さらに、グラフィックデザイナーも、それらの業界と関わってくるのでDTPに関する知識は求められます。
もちろん、そのような業界にどっぷり浸かればそのうち身についていくものですが、
今回はそのような業界にまだどっぷり浸かっていない方向けに、
DTPの基礎、印刷の基礎を学ぶためのおすすめの本を紹介していきます。
個人でパンフレットや書籍を作りたい方も必見です。
Contents
1、『新詳説DTP基礎 改訂四版』
こちらの本は、DTP初心者を対象にした本です。
DTPに関することが幅広く掲載されています。
初心者向けの本なので、説明も容易で分かりやすく、DTPに関して全く知識がないという人にはおすすめです。
また、イラストや写真が多く、どんどん読み進めていくことができます。
この一冊で、パンフレットやフライヤー、本などを印刷する形にもっていけます。
また、印刷会社とのコミュニケーションもこの一冊を読んでおけば問題ありません。
一方、既に出版業界や印刷業界で働いている人にとっては目新しいことは少ないと思います。
その点は注意してください。
2、『デザイナーズハンドブック これだけは知っておきたいDTP・印刷の基礎知識』
こちらの本は、印刷物に関わる人が知っておくべきことがほぼ全て網羅されています。
先ほどの本同様、DTP初心者や独学でDTPの知識を身につけようとしている人向けの本です。
取り上げられているのは、本からパンフレットなどの広告、チラシやハガキや名刺など幅広いです。
あらゆる印刷物について一通りの知識をつけることができます。
自分でそれらの印刷物を作りたいのであれば非常に参考になります。
もちろんDTPに関する暗黙のルールなども詳しく説明されており、印刷会社とやり取りする際にも困ることはないと思います。
先ほど紹介した本より若干タッチが優しいので、若干読みやすいかもしれません。
あまり固い内容の本が好きでない人はこちらの方がオススメです。
3、『「伝わる」印刷物の基本ルール 作り方・発注の仕方がよくわかる』
この本も、ここまで紹介してきた本同様、DTP初心者向けの本です。
DTPに関する基礎的なことが漏れなく説明されています。
また、この本では、印刷物を作るフロー・流れがより分かりやすく説明されています。
印刷物を作る流れを理解していなければ、この本がおすすめです。
もちろん印刷物を作る際のルール(書体、写真などのレイアウト、印刷、製本など)についても分かりやすく、初心者が一番最初に読む本としては文句のつけようがありません。
また、この一冊を手元に置いておけば、他の本を買う必要はなくなります。
印刷に関わるのであれば是非お勧めしたい本です。
4、『カラー図解 DTP&印刷 スーパーしくみ事典2017』
こちらの本は初心者向きの本ではありません。
既にDTPに関する知識を持っている人が、より最新の知識を補完するための本という位置付けです。
DTPや印刷に使われている機械等の最新技術なども詳しく載っています。
印刷業界でバリバリ働いている人が目を通すべき本とも言えます。
一方、印刷物を作りたいというだけの人にとっては必要のない情報が多く載っています。
そのような人は上記で紹介した本を読むべきです。ご注意下さい。
おわりに
今回はDTP・印刷に関するおすすめの本を紹介してきました。
印刷業界には暗黙のルールが多く存在します。
が、これらの本を一冊読めばその暗黙のルールは問題なく身につくので安心してください。
また、このサイトでは他にもデザインに関するおすすめの本を紹介しています。
ぜひ参考にしてみてください。