経済学は比較的新しい学問ではありますが、名著と言われる本が何冊もあります。
とは言っても、普通の社会人がそれら全ての本に目を通す必要はないですし、サラリーマンをしていたらそんなに時間もないかと思います。
今回は、経済学関連の色々な有名な本の中から、特に社会人が読むべき名著を3冊ピックアップして紹介していきます。
またここで紹介する本は流行りの本とかではなく、時代を超えて読まれている本、今後も長く読まれ続けるであろう本のみを紹介します。
1, 『マンキュー マクロ経済学 Ⅰ 入門編』
社会人が読むべき経済学の本の一冊めはマクロ経済学に関する本です。
マクロ経済学とミクロ経済学の違いは、簡単に言うと着目するスケールの違いにあります。
マクロ経済学は基本的に国単位、ミクロ経済学は家計単位です。
経済学では、マクロの視点とミクロの視点で経済を考える必要があるのですが、個人的にはまずマクロ経済学の本を読んだ方が理解しやすいと思いますし、読んでいても面白いと思います。
数多くあるマクロ経済学の本の中で、最も名著と名高いのが、有名な経済学者であるマンキューが書いた本です。
マンキューのマクロ経済学の本には入門編と応用編の二冊がありますが、これから経済学をがちがちに学ぶぞ、という訳でなければ入門編だけで十分です。
ただ、『マンキュー マクロ経済学I入門篇』は大学のマクロ経済学の講義でもよく使われる本で、多少難しい部分もあります。
もしもっと簡単にサクッと読みたいな、という場合は「スタンフォード大学で一番人気の経済学入門 マクロ編」と言う本がおすすめです。
この本が数十年後にも多くの人に読まれているかというのは微妙ですが、読みやすさはピカイチなので、まずは軽く読み始めたいのであればこちらがおすすめです。
2,『 マンキュー経済学 I ミクロ編』
社会人が読むべき経済学の本の二冊めですが、またもやマンキューです。
ただしこちらはマクロ経済学ではなくミクロ経済学の本です。
マクロとミクロでは経済学の分野としては異なりますが、多くの著名な経済学者がマクロとミクロの両方の本を出版しています。
スティグリッツやクルーグマンのミクロ経済学の本もかなり有名ですが、それでもやはりマンキューの『マンキュー経済学I ミクロ編』が一番多く読まれています。
マクロに比べるとミクロ経済学の方が数学を使うため、数学が超苦手という人はとっつきにくいかもしれません。(そう言う意味でもマクロ経済学から始めた方がいいです)
もし数学があまりにも苦手であれば、マンキューのミクロ編を読むとすぐ挫折してしまうと思うので、「スタンフォード大学で一番人気の経済学入門 ミクロ編」などの読みやすい本を読んだ方がいいです。
腰を据えて名著を読みたい場合はマンキューを、そうでなければ「スタンフォード大学で一番人気の経済学入門 」シリーズを読むのが個人的にはおすすめです。
3,『コトラー&ケラーのマーケティング・マネジメント』
続いて紹介するのが『コトラー&ケラーのマーケティング・マネジメント』という本です。
こちらは経済学とは少しだけ毛色が違いますが、マーケティングに関する名著です。
かなり分厚い本ですが非常に読みやすく、マーケティングについて一切予備知識のない人でもすらすら読み進めていけます。
マーケティングの本は巷にあふれていますが、正直に言ってそれらの本に書かれているのは『コトラー&ケラーのマーケティング・マネジメント』に書かれている内容を薄めただけのことが多いです。
マーケティングを仕事としている人であればこの本は一度は読んだことがあるとお思いますし、経済学の分野を学んでいる人もこの本はマーケティングの基本を知るためにも読むことが多いです。
この本は本当にダントツで名著です。
とにかくこの本を紹介したくて今回この文章を書いたぐらいです。
友達にもよく勧めますが、読んだ人みんなこの本を読んでよかったと言います。
マーケティングの分野の本であれば、普段サラリーマンとして働いている人にとって比較的即効性のある知識を学べます。
名著を読めるだけでなく、仕事にも役に立ちます。
ぜひ時間のある時に手に取ってみてください。
経済学の分野でいうと、他にも名著はいっぱいあります。
マルクスの資本論、アダムスミスの国富論、などなど挙げ始めたらきりがありません。
しかし、社会人がそれらの本を読んでもあまり仕事に役立ったり、今後の生活で役立つことはありません。
今後役立つ本、分野というとやはりマクロ経済学、ミクロ経済学、そしてマーケティングの3分野になります。
今回はそれら3分野の名著を紹介しました。
どの本からでもいいので、気になる本があったらぜひ読んでみてください。