ビートたけしの『教祖誕生』という映画を見た感想 新興宗教を皮肉るブラックジョークな映画

ビートたけし原作の映画『教祖誕生』を見ました。

教祖誕生という映画は、1993年公開の映画で、かなり昔の映画です。

知り合いに勧められて教祖誕生を見たのですが、かなり面白い映画だったので紹介します!

ちなみに多少のネタバレもありますので、ネタバレが嫌な人は見ないでください。

しかし、この映画は内容を知っていても面白いと思える映画です。

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「教祖誕生」はどのような映画か その内容と感想

教祖誕生は、脚本をビートたけし(北野武)が務めています。

主演が萩原聖人で、共演に玉置浩二、北野武、そして岸部一徳が出ています。

なかなか渋いメンバーです。

1993年の映画なので、当たり前ですが今よりすごく若いです笑

教祖誕生は、新興宗教を皮肉るブラックジョーク系の映画と言えます。

教祖誕生という映画の中では、北野武演じる司馬という男が新興宗教の教団を作りあげるのですが、その教祖として祭り上げられるのが萩原聖人演じる和夫です。

もともと、教祖としては酒を飲むのが好きなおじいさんが就いていたのですが、北野武演じる司馬ともめて辞めさせられてしまいます。

このことからも分かると思いますが、教祖は所詮飾りに過ぎず、実権を握っているのは司馬です。

その司馬によって、萩原聖人演じる和夫が教祖になり、次第に萩原が教祖らしい行動をとっていきます。

教祖という立場につくことによって、その人自身が自分のことを教祖と思い込むようになっていきます。

如何に教祖という存在、新興宗教という存在が適当であるかをうまく描写しています。
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この映画を通じて強調されているのは、宗教団体のインチキさです。

ビートたけし演じる司馬は、自らが新興宗教団体を作り上げたにも関わらず、全く神を信じず、ただ金儲けのためだけに宗教団体を利用します。

これを見ると、どこの新興宗教団体もそうなのか、とさえ思えてしまいます。

ビートたけしらしい作品です。

そしてこの映画にはブラックユーモアが散りばめられており、クスッと笑える場面も多くあります。

新興宗教を扱った映画であるにも関わらず、重い、暗い映画にはなっていません。

それはやはりビートたけしのブラックユーモアのおかげだと思います。

そして、考えさせられる場面も多いです。

特に宗教については考えさせられます。

また、そのような難しいことを抜きにしても、非常に面白いと思える作品でした。

教祖誕生の時間はたった90分ほどなので、本当に一瞬で見終わってしまいます。

もともと教祖誕生はビートたけしが書いた小説が原作なのですが、小説の方も読んでみようかと思いました。

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