小説を書いて新人賞に応募してみた話 オール讀物新人賞編

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小説を書いて新人賞に応募してみた

去年のまさに今頃、すなわち2016年の3月頃、急に小説を書いて新人賞に応募してみようと思いつきました。

なぜそんな無謀なことを思いついたのか分かりませんが、別にお金がかかるわけでもないので、挑戦してみました。

ただ、お金はかからないけど、時間はかなりかかります。

時は金なりだとすると、ある意味お金はかかっているのかもしれません。

どの新人賞に応募するべきなのか、、、

小説を書いて新人賞に応募しようと決心したのが2016年の3月。

そこで、まず小説の新人賞について調べてみました。

その結果、小説の新人賞には大きく分けて3つあることがわかりました。

純文学系、大衆文学系、ライトノベル。

普段ライトノベルを読まないので、とりあえずライトノベル系の新人賞は候補から除外しました。

純文学か大衆文学か、私がこれから書く作品がどちらに属するか分からなかったので、それぞれの有名な新人賞の締め切り時期を見て決めることにしました。

色々調べてみると、3月の終わりに締め切りの大きめの新人賞がいくつかありました。

しかし、小説を書いて新人賞に応募することを決心したのが3月の半ばぐらいだったので、到底間に合いそうにありませんでした。

かといって次の年まで待つのも癪だったので、5月か6月頃締め切りの新人賞を探してみました。

できれば大きめの規模で、かつ5月か6月に締め切りの新人賞を探した結果、一つだけ条件に合致する新人賞がありました。

それが文藝春秋が主催している『オール讀物新人賞』です。

オール讀物新人賞は6月の半ばが締め切りで、かつ規模も大きめのものです。

歴代の受賞者の中には石田衣良や宮部みゆきもいるなど、比較的有名な賞です。

また、純文学ではなく、大衆小説よりの新人賞で、エンターテーメント作品を募集しています。

400字詰め原稿用紙50枚から100枚で応募できるのも魅力的に思えました。

大きな新人賞だと、300枚程度が条件になっているものもあったのですが、初めて小説を書く人間がいきなり300枚は無理だと思っていたので、オール讀物新人賞の50枚から100枚と言う条件がまさに自分にぴったりだと思いました。

オール讀物新人賞に向けて、初めての執筆活動

そうしてオール讀物新人賞に応募することを決め、執筆活動に取り組みました。

といっても、特に話の展開も決めず、だらだらと思いつくままに書いていっただけです。

忙しい時間の合間をぬって書き進めていった結果、4月の終わりごろにはどうにか物語の結末まで辿りつくことができました。

しかし、話の展開も登場人物のキャラクターも何も決めずに書いたので、話のまとまりもない、何とも面白みのない小説になってしまいました。

一度読み直してみると、誤字脱字も多く、欠陥だらけの小説でした。

さすがにそのまま応募するのは気が引けたので、それから何度も読み直し、原稿の修正を何度も行いました。

最初に書いた時と多少内容も変わり、ましなものになった気がして、もしかしたら一次審査ぐらい通るのではないか、と感じました。

枚数的には400字詰め原稿用紙80枚ほどになりました。

応募するためには、表紙に自分の略歴等を書いたり、また原稿用紙に穴を開けて紐を通したりする必要があり、少しだけ面倒くさかったですが、どうにか封筒に入れて郵便局で郵送をしました。

これが2016年の5月頃の話です。

オール讀物新人賞の1次審査の結果発表 落ちた!

見事に散りました。

もしかしたら一次審査ぐらいはまぐれで受かっているかなと思いましたが、やっぱりそんなに甘い世界ではありませんでした。

9月の半ば頃に発売されたオール讀物10月号で結果を知りました。

オール讀物新人賞はホームページ上で結果を発表しないので、自ら本屋に足を運んで結果を見る必要がありました。

わざわざ本屋に見に行って自分の名前がなかった時のなんとも言えない惨めな気持ちが忘れられません 笑

こんな感じで初めての小説新人賞応募は無残な結果に終わりました!

結果は一次審査落選という残念なものになってしまいましたが、小説を書く楽しさを味わうことができました。

自分で物語を生み出す楽しさを感じてしまった私は、オール讀物新人賞に続き、他の新人賞にもう一度応募することを決意しました 笑

それが、純文学の新人賞である太宰治賞です。

これに関しては、また機会があるときに話します。

(追記:太宰治賞で一次選考を通過した際の話を追加しました。詳しくは関連記事からみてください。)

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