プログラミングを勉強していると、数学が必要になってくることがあります。
以前、線形代数と微分積分に関する記事を書きました。
しかし、プログラミングをしていく上で必要となってくる数学の知識は、線形代数と微積だけではありません。
確率・統計の分野の知識も必要になってきます。
特に、人工知能や機械学習、そしてデータ分析を学んでいく際には、確率・統計の知識が要求されます。
今回は、プログラマーが確率・統計を独学で学ぶ際におすすめの本を紹介していきます。
(今回ここで紹介するのは数学が苦手な人向けの本です。)
プログラミングのための確率・統計
「プログラミングのための確率・統計」は「プログラミングのための線形代数」という本の姉妹本です。
「プログラミングのための線形代数」を読んだことがある人は分かると思いますが、
このシリーズは数学アレルギーがある人でも、すんなり理解することができます。
難しい概念を、非常に簡単な言葉を使って、分かりやすく説明してくれます。
数学が苦手なプログラマーにはこのシリーズは本当におすすめです。
確率・統計の方も、線形代数同様非常に分かりやすいです。
機械学習やデータ分析について学んでいく上で必要となってくる確率・統計の知識はこれ一冊で完全に理解できます。
また、プログラマーが必要な数学の知識も、「プログラミングのための確率・統計」と「プログラミングのための線形代数」の二冊でほぼ網羅しています。
この二冊は本当に良著です。この二冊のおかげで数学の部分は心配しなくてもよくなりました。
多くのプログラマーがこの二冊に助けられています。
今回の記事の本題は確率・統計ですが、このシリーズはあまりにも素晴らしいので線形代数の方も紹介しました。
確率・統計に関してですが、正直この本だけで大丈夫です。
他にも色々な本がありますが、取り敢えず一冊だけやるなら、間違いなくこの本がおすすめです。
人工知能や機械学習等に興味があるなら必読です。
完全独習 統計学入門
こちらの本は、統計学の入門本として殿堂入りしています。
統計学の基礎的な部分は網羅されています。
説明がわかりやすいのはもちろんの事、練習問題の量もちょうどよく、統計学を勉強する際には重宝される本です。
先ほどの本に比べると、より王道の本といえます。
数学が得意だよという人には、こちらの本の方がおすすめです。
ただ、この本はプログラマー向けの本ではありませんので、プログラムは全く出てきません。
Rによるやさしい統計学
こちらはRという言語を使って統計学を学ぶ本です。
Rという言語は学術分野でよく用いられます。統計やデータ分析に用いられる言語ですね。
現在、データ分析といえばPythonかRです。
もしRを使ってやっていきたいという人にはこの本が非常におすすめです。
Rの使い方も身につきますし、さらにRを使って実践的な統計の手法等も身につきます。
しかしこの本は統計や確率の基礎がある程度ある人向けの本です。
もし数学が苦手であったり、確率・統計に関する知識が全くなければ一番最初に紹介した「プログラミングのための確率・統計」を先に読むことをおすすめします。
おわりに
今回はプログラマー向けの確率・統計の本を紹介してきました。
人工知能や機械学習の分野、そしてデータ分析の分野では必須の知識です。
数学の知識は一度身につければ一生使えます。
後々苦労しないように早めに身につけましょう!