プログラミング言語を独学で勉強するためのおすすめの本などは、色々な場所で色々な方が紹介しています。
RubyやPHPやJavaなどのおすすめの本はすぐに見つかると思います。
一方、サーバーに関するおすすめの本はなかなか紹介されていません。
初めてサーバー関連のことを勉強する際に、一体何の本を読むべきなのか分からないという人が意外に多くいると思います。
周りにサーバー周りのエンジニアなどがいればいいのですが、その数は多くありません。
今回は、周りにサーバー関連の専門家がいないよという人のために、独学でサーバー関連のことを勉強する際に役立つおすすめの本をいくつか紹介していきます。
サーバーって何?という人におすすめの本や、実際にサーバーを構築・運用する必要に迫られた人におすすめの本を紹介していきます。
Contents
1、『イラスト図解式 この一冊で全部わかるサーバーの基本』
まず最初に紹介する本は、『イラスト図解式 この一冊で全部わかるサーバーの基本』という本です。
この本では、サーバーとは何か、という最も基礎的な所から説明がされています。
サーバーってそもそも何であるか、ということを理解していない人には非常におすすめです。
また、サーバーには社内のサーバー(クローズドなサーバー)と公開サーバーの二種類がありますが、この本ではその両方共を扱っています。
さらに、サーバーを扱う上でセキュリティは非常に大事になってきますが、それらのトピックも扱っています。
本のタイトルにもある通り、図を使って詳しく説明されているので、初めてサーバーのことを学ぶという人でも分かりやすく、かつ説明の文章も初心者向けで非常に分かりやすいです。
サーバーの概要をつかみたい人、初めてサーバーについて勉強するのであればこの本は本当におすすめです。
アマゾンのカスタマーレビューには、本当の初心者向けではない、と書かれていますがそんなことはありません。
初心者にこそ読んでもらいたい本です。
一方、サーバーの概要は分かっているよという方は読む必要はないかもしれません。
2、『ゼロからはじめるLinuxサーバー構築・運用ガイド 動かしながら学ぶWebサーバーの作り方』
続いて紹介する本は、『ゼロからはじめるLinuxサーバー構築・運用ガイド 動かしながら学ぶWebサーバーの作り方』という本です。
そのタイトル通り、こちらの本では実際にサーバーを構築しながらサーバーのことを学んでいきます。
手を動かしながらの方が学びやすいという人にはおすすめです。
また、実務でサーバーを運用していくという場合には、この本は一周しておいた方がいいと思います。
しかし、サーバーのことを全く知らないという人にはあまりおすすめできません。
サーバーの事を全く知らない人はさきほど紹介した『イラスト図解式 この一冊で全部わかるサーバーの基本』の方が分かりやすいです。
ですが、サーバーの概要をある程度理解している人にはおすすめの一冊です。
『イラスト図解式 この一冊で全部わかるサーバーの基本』を読んでからこの本で実際に手を動かしながらサーバーを構築するのが最もおすすめです。
3、『10日でおぼえるLinuxサーバー入門教室 CentOS対応』
『10日でおぼえるLinuxサーバー入門教室 CentOS対応』は、先ほど紹介した本同様、実際に手を動かしサーバーを構築しながらサーバーの基礎を身につけていくタイプの本です。
「10日で覚える」とタイトルにもある通り、内容が10日分に分けられており、一章一章がコンパクトにまとまっているので勉強はしやすいです。
内容としては、全くの初心者が手をつける内容ではありません。
サーバーの概要等をある程度理解した人が、実際にサーバーを構築する際には役に立ちます。
2番目に紹介した『ゼロからはじめるLinuxサーバー構築・運用ガイド 動かしながら学ぶWebサーバーの作り方』と内容的に被っているので、この二冊を両方買う必要はありません。
サーバーを構築していく際にはどちらか一冊で充分だと思います。
おわりに
今回はサーバーを独学で勉強するためのおすすめの本を三冊紹介しました。
どの本も分りやすいですが、特に一冊目で紹介した本がサーバーの概要を理解するにはおすすめです。
しかし、一方で手を動かした方が実務に役立つのも事実です。
可能であれば、一冊目でサーバーの概要を理解し、二冊目か三冊目で実際にサーバーを構築してみるのがおすすめです。
サーバーの基礎的な部分は長い年月変わることはありません。
一度身につけたら一生使えるので、ぜひこの機会に身につけてしまいましょう!