人工知能(AI)は近年非常にホットな分野です。
今回はそんな人工知能で用いられているプログラミング言語Pythonについて詳しくみていきます。
また、Pythonを独学で勉強する方のために、レベル別のおすすめの本を紹介します。
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人工知能(AI)で用いられている言語はPython
人工知能を開発、実装する際に用いられている言語はPythonというプログラミング言語です。
ちなみにPythonはニシキヘビという意味を持っています。
PythonはRubyとよく似たタイプの言語です。
日本ではあまりPythonという名前を聞く機会は少ないかもしれませんが、世界を見渡してみると、今一番人気の言語と言っても過言ではありません。
また、現在数あるプログラミング言語のうち、最もお金を稼ぐことのできる言語がPythonだと言われています。
その理由は様々ですが、最も大きな理由として、Googleをはじめとした多くの大きなIT企業がPythonを採用している点、そして人工知能の分野がPythonを用いている点です。
人工知能を開発、実装している企業の多くがPythonを採用しています。
これは今後も変わらないと思われます。
なぜなら、Pythonの人工知能用のライブラリが他の言語に比べて非常に豊富で使いやすく、わざわざ他の言語を使う人がいないからです。
ですので将来的にも、人工知能(AI)の分野ではPythonが主流となっていきます。
ちなみに日本でも徐々にPythonを採用する企業が増えてきています。
Pythonはどのような言語か
PythonはRubyなどと同じでオブジェクト指向のプログラミング言語です。
オブジェクト指向について詳しく解説はしませんが、オブジェクト指向の言語はCなどの手続き型言語に比べて比較的容易に学ぶことができます。
これも人工知能分野でPythonが採用されている大きな理由の一つです。
また、Pythonはスクリプト言語でもあります。
Pythonには対話型のシェルが準備されており、コンパイルしなくてもプログラムを動かすことができます。
これもPythonが手軽に学べると言われる所以です。
またPythonは他の言語に比べて、プログラムの記述がすっきりとしています。
同じプログラムを書く際も、Pythonの方が少ない行数でプログラミングすることができます。
ですので、今までプログラミングを勉強したことがないよ、という人にもおすすめなのがPythonというプログラミング言語なのです。
そしてもちろん人工知能にも用いられているので、将来性もある言語と言えます。
Pythonを学ぶためのおすすめの本一覧
ここまで人工知能に用いられているプログラミング言語であるPythonについて簡単な説明をしてきましたが、
ここからはそんなPythonを独学で学ぶためのおすすめの本を紹介していきます。
ちなみに人工知能を独学で学ぶための方法やステップはこちらの記事でも紹介しているので、参考にしてみてください。
それでは早速Pythonを独学で学ぶための本を幾つか紹介していきます。
『Pythonスタートブック』
『Pythonスタートブック』はプログラミングのプの字も分からない人におすすめの本です。
Pythonを使ってプログラミングするための環境構築についても詳しく分かりやすく説明されています。
始めてプログラミングを行う方は、よく一番最初の環境構築の部分でつまづいてしまいますが、この本ならその心配はありません。
プログラミングに少しでも触れたことがある人にとっては多少物足りない本ですが、プログラミングに始めて触れる人は是非この本をおすすめします。
解説が非常に詳しいので、途中でつまづくことなくPython、そしてプログラミングのことを理解できます。
『実践力を身につける Pythonの教科書』
こちらの本もPython初級者向けの本です。
しかし『Pythonスタートブック』に比べるとより実践的なことも紹介されています。
初級と中級の間をつなぐ本というべきかもしれません。
Pythonの基礎的な文法は網羅されていますし、Pythonのライブラリも幾つか紹介されており、Pythonを使うとどんなことができるのか、についても知ることができます。
プログラミングを少しでもかじったことのある人はこの本を一冊目として選ぶことをおすすめします。
『入門Python3』
こちらの本はPythonという名の通りニシキヘビが表紙に飾られています。
しかし入門という名前の割には難易度が上記の二冊よりほんの少し高めです。
『入門Python3』は分量が非常に多く、Python初級者、中級者が知っておくべき事柄が網羅されています。
プログラミングをまったく経験したことのない人が一冊目で読むのはおすすめしません。
しかし他の言語を学んだことがある人なら、この一冊を読めばPythonがどのような言語かを効率よく学べます。
『パーフェクトPython』
こちらは中級者向けの本です。
上記で紹介した本を一冊こなした後に、さらに詳しくPythonを勉強するために読む本です。
もしくは、Python以外の言語を使いこなせる人が、Pythonを始めて学ぶ際に読むべき本です。
『入門Python3』よりもさらに詳しく、そしてより一層網羅的にPythonの説明が書かれています。
下記で紹介する人工知能関連のPython本を読む際に、リファレンス的に使うのがおすすめです。
必ずしもこの本に書かれている内容をすべて理解していなくても問題なく次のステップに進めます。
パーフェクトPython (PERFECT SERIES 5)
『ゼロから作るDeep Learning ―Pythonで学ぶディープラーニングの理論と実装』
ここからはPythonの初級レベルを脱した人のための本です。
『ゼロから作るDeep Learning Pythonで学ぶディープラーニングの理論と実装』は人工知能を独学で学ぶ人が必ず読む一冊です。
Pythonを使って、人工知能を支える理論を詳しく学ぶことができます。
さらに、Pythonを使って実際に一から人工知能を実装することができます。
人工知能の理論を詳しく学ぶことができ、かつ実装までできる本は今のところこの本しかありません。
人工知能の分野を学びたい方は、是非読んでみてください。
ゼロから作るDeep Learning ―Pythonで学ぶディープラーニングの理論と実装
おわりに
今回は人工知能で用いられているプログラミング言語であるPythonについて紹介してきました。
人工知能の概要を知りたい、人工知能を独学で学びたいという人向けの記事も書いているので、是非参考にしてみてください。