投資で最も重要な概念「複利」について説明します。若い人・投資を始めようか迷っている人には特に知ってほしい!

投資をしている人であれば、一度は「複利」という言葉を聞いたことがあると思います。

しかし、実際に複利に関して理解している人はそこまで多くないのではないでしょうか。

複利は投資を考える上で最も基本的な概念であり、必ず抑えておきたい概念です。

ぜひこの機会に「複利」の概念を理解し、投資活動に利用しましょう!

特に、まだ投資をしたことがない若い人に、この複利の概念を知ってほしいです。

複利という概念をすれば、投資の威力、特に長い期間投資をする威力が理解できると思います。

それではさっそく「複利」の説明をしていきます。

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「複利」とは長期投資の味方

複利を説明する前に、まずは複利と対になる言葉である「単利」について説明します。

単利の考え方は、ある意味一般的な思考回路と似ています。

例えば、100,000円で購入した株の価格が毎年10%増加すると仮定し、その10年後の株の価格を考えましょう。

単利の考え方では、10年間でその株価は、10% × 10年 = 100% 増加すると考えます。

すなわち、100,000円で購入した株は200,000円になるという考え方です。

毎年10,000円(=100,000円×10%)ずつ増えていくという風にも捉えられます。

これが単利の考え方です。

一見この単利という考え方は正しく見えますが、単利という考え方は間違っています。

それではここから複利について、同じ例で説明していきます。

株価が100,000円の株を購入し、その株価が毎年10%増加する場合、一年目は単利も複利も同じです。

一年後はどちらの考え方でも、110,000円になります。

単利と複利が異なるのは二年目からです。

単利では、二年目も単純に10,000円がプラスされ、二年目終了時点では120,000円になります。

しかし、ここに間違いが生じています。

複利の考え方では、二年目終了時点では120,000円ではなく121,000円になります。

というのも、1年目終了時点には株価は110,000円になっており、それが10%増えるということを考慮すると、

二年目は100,000円の10%ではなく、110,000円の10%、すなわち11,000円増加することになります。

ここが単利と複利の違いです。

そして、実際に投資をする際には複利の考え方が正しいです。

この例を見ると、たった1000円の違いじゃん!と思うかもしれませんが、

より長い期間を見ると複利の効果が実感できます。

二年目終了時点では1000円の差に過ぎませんが、同様の計算を繰り返していくと、

十年目終了時点では、複利では約260万円(100,000 × 1.1の10乗)になります。

単利との差は60万円です。

もっと長い期間を考えるとその差はもっと歴然となります。

20年では470万円、30年では1340万円の差です。

その差は指数関数的に広がっていきます。(直線ではなく曲線)

これが複利の考え方であり、投資の実態です。

このように指数関数的に増えていくからこそ、投資というのはより威力をもちます。

たった毎年10%の増加でも、30年経つと元の額の14倍、40年だと45倍にもなります。

若い人こそ「複利」の考え方を知り、投資のもつ可能性の大きさを知ってほしい

アメリカではこの複利の考え方は当たり前の知識です。

複利の考え方を知ると、投資の威力を知ることができます。

毎年10%お金を増やしていけば、30年後には今の手元のお金が17倍(1.1の30乗)、40年後には45倍になります。

期間が長くなればなるほど、その増え方がより急になっていきます。

だからこそ、若い人にこそこの考え方を知ってほしいのです。

今20歳の人が投資を始めた場合、60歳になるまでにはまだ40年もあります。

今手元にある少額のお金でも、40年という長い月日を味方にすれば、かなりの額になります。

複利の考え方を見れば分かる通り、投資はできるだけ早く始めることが重要です。

投資において、時間というのは最大の味方です。

ですので、ぜひ若者にはこの複利という考え方を知ってほしいです!

以上!

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