本田圭佑と長友佑都の不振
本田圭佑と長友佑都といえば、サッカー日本代表を長らく支え続けてきた日本代表の2枚看板と言っても過言ではありません。(もちろん香川もですが、今回は本田と長友だけについて語ってみます。)
本田はイタリアの名門ACミランの10番を背負っていますし、長友も同様にイタリアの名門インテルに所属しています。
しかし、2016年は、本田と長友二人揃って不振の一年でした。
共に所属チームでの出場機会を失い、2017年現在もベンチを温める日々が続いています。
長友は時々出場機会があるのでまだマシかもしれませんが、本田に至っては、ほぼ戦力外のような状態になっています。
イタリアから脱出しないのはなぜか
出場機会がほぼない状態の二人ですが、それでも評価は未だ高く、幾つかのチームが本田と長友にオファーを出しています。
それらのチームはヨーロッパのトップチームとは言えないレベルのチームですが、それでも未だに本田や長友を必要としているチームがあるのは事実です。
それでも、彼ら二人はイタリアに残っています。
本田は契約満了と共に移籍すると思いますが、それでも契約期間満了まで待つのはなぜなのか。
世間では、ACミランやインテルという看板を背負いたいだけだ、とか、プライドが高い、とか言われていますが、私は必ずしもそうではないと思います。
まず、長友に関して言うと、街としてのミラノ愛が異常に強いのが、移籍しない理由の大きな一つだと思います 笑
また、長友は現在のインテルの中で一番長くインテルに所属している選手でもあります。
その分チーム愛が強く、また街への愛情が強くなるのは致し方ないかと思います。
本田が契約満了までACミランに所属する理由は、過去の彼をみれば分かると思います。
彼がACミランに所属してから、何度も監督が交代し、その度に何度もベンチ行きを味わいました。
それでも、毎回最後にはレギュラーに返り咲いていました。
今回は、今までとはかなり状況が違いますが、それでも最後まで諦めないのが本田圭佑でしょう。
だからこそ、契約満了まではチームを去らないのだと思います。
本田も長友も努力の人で、非常にストイックです。
まだまだここから復活することを祈っていますが、個人的には試合に出られるチームに移籍してほしいなあと思っています 笑
日本代表に本田圭佑と長友佑都は必要なのか
長くなりましたが、ここからが本題です。
長友と本田はそれぞれチームでの出場機会を失っている状態であるのにも関わらず、未だに代表チームに選出されています。
このことは多くの批判を呼んでいます。
試合に出ている乾らが呼ばれないのは不公平ではないかや、他の選手のモチベーションに関わるのではないか、という意見が多く見られます。
個人的にはその通りだとも思いますが、それを差し引いてもチームに必要とされているから呼ばれているのではないかと思います。
長友に関して言えば、私はまだまだ全然必要だと思っています。
フィジカルの強さや走力の部分はまだ衰えておらず、アウェイで行われたUAE戦でも相手エースのウマルをうまく抑えていました。
確かに左サイトバックには所属チームでコンスタントに出場している酒井高徳がいますが、能力でいうとまだ長友の方が上だと思います。
ですので、長友は今の日本代表に必要だ、というのが私の意見です。
もちろんチームでレギュラーを取れない状況がずっと続くようだと、なかなか厳しくなってくるかもしれませんが。
本田に関しては、非常に難しいと思います。
現在、日本代表の右ウイングの筆頭候補と言えば、ベルギーで活躍する久保ではないでしょうか。
縦への推進力、得点能力。この点では久保の方が現在の本田より上のレベルだと思います。
本田は最近、以前のような得点能力が影を潜めているので、なかなかファーストチョイスとしては選ばれにくくなっています。
しかし、現在の日本代表では、久保、本田以外に右ウイングを任せることのできる選手がいないのも現状です。
岡崎はザック時代に右サイドをこなしていましたが、ハリルさんは岡崎をセンターフォワードの位置で起用しています。
武藤、乾、宇佐美、斎藤、原口らは基本的に左サイドを主戦場としています。
そうした状況では、ファーストチョイスではないにしろ、右ウイングとして本田が代表に選ばれるのは、あながち間違った話ではないのかなと思います。
もう一人ぐらい、右サイドを主戦場とした選手が活躍するようになった時、もしかしたら本田が不必要になるかもしれません。
ただ、それは本田がこのままの状態であることを前提とした話です。
過去の彼を見てわかるように、本田は今まで何度も崖から這い上がってきました。
今回の崖は非常に深いですが、ミランとの契約満了と同時に移籍し、移籍先でまた活躍することができれば、久保を抑えてレギュラーに返り咲く可能性もあります。
結論:現在のところは本田も長友も必要な選手
だらだらと語ってしまいましたが、結論としては、本田と長友は現在のところは日本代表に必要だと思います。
経験値はもちろんですが、能力的にもまだまだやれると思っています。
ただ、今後も所属チームで出場できない状況が続いていくなら、代表から落選してもおかしくないです。
個人的には本田も長友も好きなので、もう一度這い上がる姿をみたいです。