初めての日本近代文学 面白いオススメの本5選

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近代文学とは

一般的に日本の近代文学というと、明治時代から戦前・戦中までに発表された小説のことを指します。

有名どころの作家でいうと、夏目漱石、芥川龍之介、谷崎潤一郎、森鴎外、太宰治などが挙げられます。

一度は聞いたことのある名前だと思います。

また、小学生や中学生の頃の国語の教科書等で、もしかしたら読んだこともあるかもしれません。

実際私が学生だった時にも、夏目漱石のこころなどは教科書に載っていました。

ただ、教科書に載っているのは基本的にその小説の一部だけであることが多く、小説一本全てを読んだよ、っていう人は案外少ないのではないでしょうか。

今回は、初めて日本の近代文学を読む人向けに、有名でかつオススメの近代文学の小説を5つピックアップしました。

日本人として生まれたのなら、常識としても是非読んでおきた作品ばかりです。

初めて近代文学を読む人におすすめの本

1冊目 夏目漱石『坊っちゃん』

夏目漱石の本はどれも比較的読みやすいのですが、その中でも特に読みやすいのが『坊っちゃん』です。

『坊っちゃん』は、ユーモアもあり、すらすらと読み進めていくことができます。

当時の時代感も感じられる一作です。

内容は、無鉄砲な新任教師の話ですが、その無鉄砲さが面白おかしく描かれているので、小説を全く読んだことがない人でも面白いと思えると思います。

近代文学の第一歩としてオススメです。

2冊目 芥川龍之介『河童』

こちらの作品もユーモラスな作品です。

芥川龍之介というと、『羅生門』を思い浮かべる人が多いと思います。

しかし『羅生門』は比較的暗めの本で、近代文学入門者にはあまりオススメできません。

それに比べて『河童』は河童の世界をユーモアを交えて描写しており、純粋に笑えるところもあります。

小説の内容は、河童の世界に迷い込んだある主人公の話です。

ぜひ夏目漱石の『坊っちゃん』の次の一冊として読んでみてください。

3冊目 谷崎潤一郎『痴人の愛』

谷崎潤一郎の代表作のひとつが『痴人の愛』です。

これはなかなか強烈な一作です。

エロ、情熱、変態、それらの言葉がぴったりくるような作品です 笑

しかしもちろん近代文学の中でも有名な作品です。

近代文学というと、真面目でインテリなイメージがあるかもしれませんが、『痴人の愛』はそのイメージを180度ひっくり返します。

近代文学にもこんな作品があるんだ、と気づかせてくれます。

読んだら、その内容を周りの友達にも話したくなると思います。

いきなりこの作品から近代文学に入ることはオススメしませんが、3冊目ぐらいに読んでみてください 笑

4冊目 太宰治『お伽草子』

『お伽草子』太宰治の代表作の一つです。

太宰治の『人間失格』等の作品に比べると、すらすらと読み進めていくことができます。

昔話をモチーフにしており、太宰治の独特の視点がいくつも垣間見えます。

太宰治は一度ハマったら抜け出せなくなる作家です。

ぜひ太宰作品の一作目として『お伽草子』を読んでみてください。

5冊目 夏目漱石『こころ』

先ほど夏目漱石の『坊っちゃん』を紹介しましたが、それと同じぐらい有名な作品がこちらの『こころ』です。

ここまで挙げた4作品は比較的読みやすくユーモアのある作品でしたので、5冊目は少し真面目で哀愁も含んだ作品を紹介します。

読んでいると、少し暗く悲しい気持ちになるかもしれません。

それでも、読み終わった後には、夏目漱石ってやっぱりすごい、こんな作品を書ききることができるんだ、と感じると思います。

ぜひ5冊目に読んでみてください。

おわりに 芥川賞や直木賞の本もおすすめです

今回は近代文学のおすすめの小説を5作品紹介しました。

近代文学ではありませんが、芥川賞や直木賞の受賞作品も日本人なら読んでおくべきです。

芥川賞や直木賞のおすすめの作品はこちらで紹介しています。

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今回は近代文学を初めて読む人向けに、比較的読みやすい作品をピックアップしたつもりです。

ただ、近代文学のオススメの作品はもっともっといっぱいあります。

もっと癖のある、面白い作品がいっぱい転がっています。

これからもそんな面白い近代文学のオススメの作品をどんどん紹介していきます。

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