今回はプログラミング未経験者のためのプログラミング言語の選び方を紹介します。
それぞれの目的別におすすめのプログラミング言語を選んでいます。
また、初心者がプログラミングを学ぶ際のおすすめの本も紹介しています。
Contents
はじめに
プログラミングは現代の世の中で必須の科目と言われています。
しかし、いざプログラミングを勉強しようと思っても、何から始めたらいいのか分からないという人が多いと思います。
一口にプログラミングと言っても、様々な種類があり、どのプログラミング言語を選ぶかでできることも全然変わってきます。
ゲームを作りたいのか。
ブログのようなWebサイトを作りたいのか。
Webサービスを作りたいのか。
スマホのアプリを作りたいのか。
はたまた人工知能分野に関わりたいのか。
様々な目的がありますが、今回はそれぞれの目的にあったプログラミング言語を紹介します。
また初心者が独学で学ぶ際のおすすめの本も紹介します。
自分がなぜプログラミングを学びたいのか、その目的からプログラミング言語を選んでみてください。
それでは早速見ていきます。
自分の目的と合う箇所だけ読んでみてください!
ホームページや、ブログのようなWebサイトを作りたい → HTML5、CSS3、javascript
ブログのようなWebサイトを作りたい人は、HTML5、CSS3を学んでください。
え? いきなり二つも学ばないといけないの? と心配になるかもしれませんが安心してください。
HTML5とCSS3はセットのようなものです。
HTML5はホームページの骨格を作り、CSS3はそのデザインを作ります。
HTML5とCSS3さえできれば、オリジナルなホームページを作ることができます。
また、HTML5とCSS3は他の言語に比べると比較的簡単で学ぶことも少ないため、マスターするのに労力はそんなにかかりません。
javascriptはより動きのあるWebサイトを作りたい時に使います。
トップページで画像がスライドするサイトがあると思いますが、それらもjavascriptが使われています。
javascriptはHTML5とCSS3だけでは物足りないな、と感じてから学ぶべき言語です。
HTML5とCSS3のおすすめの本は『HTML5&CSS3レッスンブック』という本です。
ゼロから詳しく解説がされており、この本に沿っていけば、Webサイトが作れるようになります。
また、今後様々なWebサイトを作っていく上で基礎になることが網羅されています。
HTML5とCSS3の勉強を独学で行うなら、まずはこの一冊から始めてみてください。
Webサービスを作りたい → RubyかPythonかPHP
FacebookのようなWebサービスを作りたい、という人は、RubyかPythonかPHPを選んでください。
それぞれの言語の細かい違いはここでは説明しませんが、Rubyは日本人が開発した言語なので、日本語の資料や本が多いのが特長です。
ですので、初めてプログラミング言語を学ぶなら、Rubyがおすすめです。
しかし世界的にはPythonの人気が高いので(人工知能の分野でも使用されている)、今後人工知能の分野にも興味があるよ、という人はPythonを選んでもいいと思います。
とはいえ、この記事を読んでいる人は多分日本人だと思うので、まずはRubyを学ぶことをお勧めします。
Rubyを始めて学ぶ際のおすすめの本は『作りながら学ぶRuby入門 第2版』という本です。
プログラミングを始めて学ぶ際につまづく所も、丁寧に解説されています。
この本を一冊終えれば、プログラミングの基礎、Rubyの基礎はきっちり身につきます。
もちろんこの一冊だけではWebサービスを作れるようにはなりませんが、何を勉強したらいいのか分からない、というような初心者の状況からは抜け出すことができます。
Webサービスを独学で作りたい人は、この本を読んだ後に、『Ruby on Rails 5 超入門』という本を読んでみてください。
人工知能分野に関わりたい → Python
人工知能の分野に関わりたい人はPython一択です。
他の選択肢は考慮する必要がありません。
Googleをはじめとした様々な企業でPythonは採用されており、今後もますますPythonの存在感は大きくなっていくことが予想されます。
人工知能に関しては他にも記事を書いているので、そちらも参考にしてみてください。
Pythonを始めて学ぶ方におすすめの本は、『Python スタートブック』です。
こちらの本は、数あるPython本やプログラミング言語の本の中で一番分かりやすいと言っても過言ではありません。
環境の構築の方法から非常に詳しく書いてあり、初心者でもつまづくことなく学べます。
Pythonの基本が学べるのはもちろんの事、プログラミングの考え方等も学べます。
プログラミングを経験したことがある人にとっては簡単ですが、始めて学ぶ人には本当におすすめの一冊です!
ゲームを作りたい → UnityとC#
Unityはプログラミング言語ではありませんが、ゲームを作る際に使います。
ゲームを作りたいなら、Unityをマスターし、かつC#をマスターする必要があります。
Unityは比較的直感的に扱えるので、本を一冊読んで実際に触っていればすぐに慣れます。
C#は多少難しいですが、基礎をおさえればあとはゲームを作りながら途中でつまづいた際にググればどうにかなります。
Unityのおすすめの本は『Unity5 3D/2Dゲーム開発実践入門 作りながら覚えるスマートフォンゲーム開発』です。
この本では、実際にUnityを用いてスマホのゲームを作っていきます。
全くプログラミングを触ったことがなくても、実際にゲームが作れます。
Unityの凄さが実感出来ると思います。
Unity5 3D/2Dゲーム開発実践入門 作りながら覚えるスマートフォンゲーム開発
そして、Unityでゲームを作ると、やはりどうしてもC#を勉強する必要が出てくるので、その際に読むべき本も紹介します。
それが『UnityではじめるC#』という本です。
こちらの本もUnityで実際にゲームを作りながら学んでいくスタイルです。
そして、C#の基礎も同時に学べるようになっています。
上記の二冊をこなせば、ちょっとしたスマホゲームなら自分一人で作れるようになりますし、実際にリリースをすることができます。
スマホのiPhoneアプリを作りたい → Swift
スマホのアプリはiPhoneアプリとandroidアプリの二つに分けられます。
iPhoneアプリを作りたい方はSwiftを選んでください。
以前はObjective-Cという言語が使われていましたが、現在主流はSwiftですので、迷わずにSwiftを選んでください。
おすすめの本は『これからつくる iPhoneアプリ開発入門 ~Swiftではじめるプログラミングの第一歩~』です。
こちらiPhoneアプリを実際に作りながら、Swiftの基礎を学ぶ本です。
アプリを作るという目的に一番早く達するためには、このような本がおすすめです。
この一冊をこなせば、Swiftの基礎はもちろんの事、iPhoneアプリ制作の基礎が身につきます。
この一冊を皮切りに、ぜひオリジナルのiPhoneアプリを作ってみてください。
スマホのandroidアプリを作りたい→Java
androidアプリを作りたいならJavaを選んでください。
Javaはなかなか勉強しごたえのある言語です 笑
ちなみにJavaはandroidアプリを作るためだけではなく、企業のシステム等でもよく用いられる言語です。
ですので、汎用性が高い言語とも言えます。
関連本も多いので、学ぶ際のハードルは比較的低いです。
androidアプリを作るためのおすすめの本は『はじめよう Android Studioでアプリ開発』です。
これはJavaの基礎を学ぶというよりは、Androidアプリを作る基礎を学ぶ本です。
アプリを作りたいなら、こちらの本を読んでから、Javaの基礎本を読むべきです。
上記の本でAndroidアプリの作り方の基礎をマスターしたら、次にJavaの基礎をマスターしましょう。
その際にオススメなのが、『スッキリわかるJava入門』です。
こちらは企業の研修等でも使われるなど、非常に評価の高い本です。
ボリュームが多く、一冊全部やるのは意外に苦労しますが、この一冊をこなせばJavaの基礎、文法等がしっかりと身につきます。
オブジェクト指向についても非常に分かりやすく書いてあるのでおすすめです。
おわりに
今回はプログラミングを始めて学ぶ方むけに、プログラミング言語の選び方を紹介しました。
ぜひ自分の目的にあったプログラミング言語を選んでみてください!