最近ヨシタケシンスケさんの絵本にはまっています。
子供が読んで面白いのはもちろんの事、大人の私が読んでも非常に面白いです。
本当にユーモラスで、発想力に富んでおり、絵もとてもシュールで笑えます。
特にその発想力や想像力は、他の絵本と比べても頭ひとつ飛び抜けています。
そんなヨシタケシンスケさんの代表作と言えば『りんごかもしれない』です。
『りんごかもしれない』は既に何回も読みましたが、何回読んでも面白いです。
他にもヨシタケシンスケさんの面白い絵本は多くあり、それに関してはこちらの記事で紹介していますが、
今回は私がヨシタケシンスケさんの絵本にはまるきっかけとなった『りんごかもしれない』に関する感想やあらすじなどを書いていきます。
『りんごかもしれない』の簡単なあらすじ
まず最初にりんごかもしれないの簡単なあらすじを説明します。
多少のネタバレもあるので、もし感想だけ知りたい人はこの部分は読み飛ばしてください。
りんごかもしれないの主人公は男の子です。
主人公の男の子はある日、目の前のりんごを見て思います。
これは本当にりんごなのか?りんごじゃないかもしれない、、と。
そこから「〇〇かもしれない」というフレーズだけで男の妄想が展開していきます。
このりんご、実は爆弾かもしれない。
りんごには兄弟がいるのかもしれない。(らんご、りんご、るんご、れんご、ろんご)
もしかしたら他に仲間がいるのかもしれない。(あんご、いんご、うんご、、、、をんご、んんご)
などなどが永遠と続いていきます。
男の子の信じられない発想力によって、「かもしれない」だけで約30ページの絵本が展開していきます。
最後にはお母さんが登場します。果たして目の前のりんごはりんごなのか。
オチに関しては、ぜひ絵本を見て確認してください!
簡単なあらすじは以上です。
続いて「りんごかもしれない」を読んだ私の個人的な感想を書いていきます。
『りんごかもしれない』を読んだ感想
初めてこの絵本を手にした時のことを忘れられません。
本屋さんで偶然手にしたのですが、立ち読みで大人の私が一気に読みきってしまいました。
こんな経験は私にとって初めてでした。
私にとってそれぐらい衝撃的な絵本がこの『りんごかもしれない』です。
目の前のりんごを見て、これはりんごじゃないかも、、という発想は大人の私にはありません。
りんごはりんごです。それを疑ったりすることはありません。
りんごに限らず、他のものやことに関しても同じです。
しかし子供の頃はどうだったのか?
子供の頃は誰しも疑問を持ち、好奇心を持っていたはずです。
この絵本にはそんな子供の疑問、好奇心、発想力がちりばめられています。
「りんごかもしれない」の作者のヨシタケシンスケさんは子供のまま大人になられたのかと思うほど、想像力が非常に豊かです。
この絵本で展開されていく「〇〇かもしれない」を読んでいるだけで、自分の想像力も掻き立てられます。
大人ですらこうなので、子供に読ませてあげればもっと想像力を刺激してあげることができると思います。
とにかく、発想力が素晴らしい絵本だと思います。
また、ただ感心するという絵本ではもちろんありません。
爆笑できます!(笑)
発想がぶっ飛んでいるので、次のページをめくるのが楽しいですし、絵も非常にシュールで面白いです!
なので、何度読んでも笑えます。本当に面白いです。
どうでもいいですが、りんごには他の仲間(五十音全部,あんご,いんご,うんご,,,,わんご,をんご,んんご)がいるかもしれないという場面で、
”あんご”から”んんご”まで、50ものりんごの仲間が描かれています。
これを全部眺めるだけでも面白いですよ!笑
”うんご”に関してはちゃんと期待を裏切らない絵が描かれています 笑
初めて読んだ時は立ち読みということもあり一瞬で全部を読みきってしまいましたが、
その後何度も見返すたびに、新たな面白い発見があります。
一度だけでなく、何度も読んで楽しめる絵本です。
子供も大人も楽しめる数少ない絵本の一つだと個人的には思います。
でも、正直子供の頃にこの絵本を読みたかったです。
子供の頃に読んでいれば、きっともっと想像力の豊かな人間に育ったのではないかなあと思います 笑
自分の子供には必ず読ませるべき一冊と言っても過言ではないです!
『りんごかもしれない』以外のヨシタケシンスケの絵本も面白い
初めて読んだヨシタケシンスケさんの絵本が今回紹介した『りんごかもしれない』でしたが、
それ以降、ヨシタケシンスケさんの絵本はほぼ全て読んできました。
幾つか面白くておすすめの絵本をピックアップしたので、興味がある人はこちらも見てみてください!
以上、ヨシタケシンスケさんの『りんごかもしれない』を読んだ感想でした!