指値と成行の違い・使い分けを投資初心者にも分かりやすく説明します。

株式投資やFX等を始めると、色々分からないことが出てきます。

一番最初にぶち当たるのが、「成行」と「指値」ではないでしょうか。

株式を購入する際、売却する際に必ず出てくる言葉です。

今回は「成行」と「指値」の違い、

さらに「成行」と「指値」をどのように使い分けるのかを説明していきます。

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『指値』と『成行』の違い

今回は株式を購入する際を例にとって、「指値」「成行」について説明していきます。

ある会社の株式を購入する際、指値か成行かを選択する必要があります。

どちらかを選択しないと、株式の購入を行うことができません。

自分で購入価格を指定して購入する方法のことを「指値」と言います。

例えば、現在ある会社の株価が1000円だとします。

1000円は高いけど、900円になったら購入したいなーとあなたが考えた場合、指値を利用します。

指値を選択し、価格に900円といれて購入ボタンを押しましょう。

例えば期間を一週間に定めた場合、もし一週間以内にその会社の株価が900円以下になれば、その株を900円で購入できます。

現在の株価が1000円である株を、より安い価格(この例では900円)で購入したい場合には、指値を用いる必要があります。

しかし、上記の例では一週間以内に900円を下回らないと、株の購入は成立しません。

ですので、指値は現在の株価より安い価格で購入することができますが、必ずしも購入することができるとは限りません。

一方「成行」は文字通り成り行きに任せる方法です。

先ほども説明した通り、指値はどちらかというと予約制のようなイメージですが、

「成行」はその場で購入するイメージです。

現在の株価が1000円である場合、「成行」を選択すると1000円前後で購入することができます。

ぴったり1000円ではなく、1000円前後と表記したのには訳があります。

基本的に株価は常に動いています。

ですので、現在の株価が1000円だとしても、0.1秒ごには1001円になっているかもしれません。

成行を選択したとしても、必ずしも現在の株価と全く同じ価格で購入出来るわけではありません。

ほぼ現在の株価と同じ価格で即座に購入する方法が「成行」だと言えます。

指値はより安く手に入れたい場合に利用すると説明しましたが、

成行はその会社の株を今すぐ手に入れたい場合に利用します。

一見、指値の方がより安く株を手に入れられるので、成行よりもメリットがでかいのではないかと思うかもしれませんが、実際には一長一短です。

先ほどと同じ、現在の株価が1000円の株を購入する場合を想定しましょう。

(指値は900円とする。)

例えば、先ほども見た通り、一週間以内に900円にまで株価が下がった場合には、指値の方が安く購入できます。

成行はほぼ1000円での購入に対して、指値では900円で購入できます。

しかし、例えば現在1000円の株が株価を下げることなく、一週間で1100円になった場合では成行の方が得をします。

指値900円を利用していた場合、この株を購入することはできません。利益も損失も0です。

しかし、成行の場合、約1000円で購入をしているので、一週間後には100円の儲けが出ます。

このように、今後も継続して株価が上がっていくと思われる場合には成行で購入すべきです。

一方、今後もう少しは株価が下がると予想される場合には指値で購入すべきです。

以上が指値と成行の違い、そしてその使い分けの方法でした。

指値と成行の違い、そしてその使い分けについて理解できましたでしょうか。

続いて、参考までに私がどのように「指値」と「成行」を使い分けているかを説明します。

「指値」と「成行」の私個人の選択方法

私個人的には、指値を基本的に使っています。

というのも、株価は1日の中でも上下をします。

1日の始めの価格が100円で、1日の終わりの価格が110円だとしても、

その途中には98円まで落ちたりすることが多々見られます。

私は指値の期間を1日にして、かつ現在の株価より0.5%ほど低い価格を設定します。

どうしてもその株を欲しい場合には成行にしますが、そうではない限り指値です。

自分の購入したい会社の選択肢が一つしかない場合には、成行を使いがちですが、

自分の購入したい会社の選択肢をいくつも用意しておけば、そのうちいくつかは購入できなくてもまあいっかという風に思えます。

とりあえず、指値と成行の説明はここまでです。

ぜひ上手く使い分けて少しでも利益を伸ばしましょう!

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