株とFXの違い 株とFXのどっちを選ぶべきか、投資初心者にも分かりやすく説明します

株とFX。

副業でお金を稼ぎたいと思ったら、まず真っ先に思い浮かぶ選択肢です。

時々株とFXが同系列に語られることがありますが、株とFXは全く別物です。

どちらも証券口座が必要で、株とFXはどちらも同じ証券会社を用いて行うことができるので、

ついつい一緒のものとして語ってしまう人がいます。

確かに、お金を使ってお金を儲けるという点では同じかもしれないですが、

その中身は全く違うものです。

今回の記事では、株とFXの違いを見ていきます。

また、目的や状況の違いによって、株とFXのどちらを選択するべきかを示したいと思います。

それではさっそく株とFXの概要から見ていきましょう。

投資を始めようか悩んでいる人必見です。

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株とFXについての説明 株は会社に投資、FXはお金そのものに投資

まず株についてですが、株(株式)とはある会社の所有権のことを指します。

株式投資とはその株を売買することによってお金を儲ける行為のことです。

ですので、株は、ある会社への投資を意味します。

株価の低い時に株(その会社の所有権の一部)を買い、株価の高い時にその株を売り払うことで、その差額を儲けます。

また、株は所有しているだけでも利益が入ってきます。

いわゆる配当というものです。

会社が利益を上げた場合、毎年その一部を株主に還元するのですが、それが配当であり、

もしあなたがその会社の株を持っていれば、あなたの懐に配当が入ってきます。

ですので、株は売買しなくても、購入して保持しているだけでも儲かる可能性があります。

ここまでの説明でなんとなく分かったと思いますが、株をやるということは即ち会社に投資をすることです。

会社が成長していけば、結果として株主(あなた)も儲かるという仕組みです。

(もしもっと詳しく株式投資について知りたい場合は、株式投資について書かれたこちらの記事を参考にしてください)

一方、FXは為替の取引のことを指します。

為替の取引と言っても分かりづらいと思いますが、簡単に言うとFXではお金そのもの(円やドルやユーロなど)を売買します。

例えば、

1ドル=100円の時にドルを買い、1ドル=110円の時にそのドルを売れば、

100円が110円になります。この例だと10円の儲けです。

これがFXです。

株は会社が投資先でしたが、FXではお金そのものが投資先になります。

為替というのは常に動いています。

毎日テレビのニュースでも1ドル何円か、1ユーロ何円かというのが取り上げられており、多くの方が見たことがあると思います。

その為替の変動を用いてお金を稼ぐのがFXですね。

と、ここまで株とFXの概要を軽くみましたが、これだけでもその違いが多少は分かったと思います。

会社に投資をするのが株。為替変動で儲けるのがFX。

しかし、株とFXの違いはこれだけではありません。

続いてはその違いにより着目して説明していきます。

株とFXは完全に別物である。その違いは4つある。

株とFXの違いは大きく分けて4つあります。

まず一つ目の違いは、始める際の必要な資金です。

結論から言うと、FXの方が少ない資金で始められます。

日本の株は、基本的に1株単位では取引できません。

(アメリカの株は1株単位で取引できるので、アメリカ株であれば低資金で始められます。)

日本の株式市場では、それぞれの会社で単元株(取引できる最小の株数)というのが決まっており、ほぼ全ての企業が単元株を100株か1000株に設定しています。

例えば、今現在Lineの株価は約4000円ですが、Lineの単元株は100株なので、

Lineの株に投資しようとすると 4000×100=40万円が必要になります。

もちろんもっと安い会社の株もありますが、それでも10万円ほどは必要になる場合が多いです。

最近ではSBI証券などが単元未満株(1株単位で取引するための制度)を導入したり、その状況は変わりつつありますが、

一般的に見れば株の方が必要資金は高くなります。

FXは、この後にも説明しますが、レバレッジというのをかけられます。

20倍のレバレッジをかければ、1万円を20万円として利用することができます。

手元に1万円しかなくても、あたかも20万円があるかのように投資をすることができるのです。

この点からも、FXの方がより少ない資金で始められることが分かると思います。

以上が株とFXの一つ目の違いです。

二つ目の違いは、レバレッジの問題です。

株では基本的にレバレッジはかけられません。(例外もあります。)

しかし、FXではレバレッジをかけられます。

先ほども述べましたが、例えば20倍のレバレッジをかけると、

手元の1万円を20万として投資することができます。

FXはレバレッジがあるからこそ、より少ない資金で始められるという利点がありますが、

同時にレバレッジがあるので、よりリスクが上がるという点もあります。

この点を理解するために、まずは

20倍のレバレッジをかけて1万円を20万円として投資した場合を考えてみましょう。

1ドル100円の際にドルを買い、その後1ドルが95円になったとします。

レバレッジをかけていなければ、手元にあった1万円は9500円になります。(500円の損失)

しかし、レバレッジをかけていると、手元にあった1万円は0円になります。(1万円の損失)

というのも、20倍のレバレッジをかけると、その損失も20倍になるからです。

この場合、たった5%の値動き(1ドル100円→95円)であるのに、レバレッジをかけていると損失は100%になります。

もちろん逆に1ドル100円が105円になれば、20倍のレバレッジをかけていた場合1万円が2万円になります。

このようにFXはレバレッジの存在によって、株よりもリスクの高い投資となります。

以上が二つ目の違いです。

三つ目の違いは、Win-Winがあり得るか否かという点です。

FXではWin-Winという状況はありえません。

誰かが儲かれば、もう片一方の人は損をします。

この点はギャンブルと似ていますね。

しかし、株にはWin-Winという状況が存在します。

実は株はこのWin-Winという状況があるからこそ、ギャンブルとは言えないのです。

株がWin-Winになり得るには二つの理由があります。

まず一つ目の理由が配当です。

配当は株主全員に配られます。

FXでは誰かの儲けは誰かの損の上に成り立ちますが、株の配当はそうではありません。

株を持っている人全てが儲けを得られます。

もう一つの理由が、株式市場全体の株価が伸びていることです。

もちろん一つ一つの株式の売買を見れば、得をする人、損をする人が出てきます。

しかし、株式市場全体で考えると、その株価は長い目で見ると右上りになっています。

これはギャンブルとは全く逆と言えます。

ギャンブルでは、全体のお金の一部を胴元が持っていきます。

例えば胴元が10%を取る場合、ギャンブルに参加している人が一人1000円、10人で合計1万円を出したとしても、

結局は9000円を全員で分配することになります。

しかし、株式市場は違います。

ギャンブルの場合は胴元に取られてしまい、その額は減ってしまいますが、

株式市場は成長しているので、その額は増えていくのです。

これが株がWin-Winになり得る二つ目の理由です。

配当の存在、そして株式市場全体の成長があるからこそ、

株式投資は長期的に投資することが推奨されています。

株とFXの四つ目の違いは、損切りについての問題です。

先ほどのレバレッジの問題で勘付いた方がいるかもしれませんが、

例えば20倍のレバレッジをかけている状態で5%以上価格が落ちた場合、

手持ちの資金はマイナスになってしまいます。

FXではこの際に自動的に損切りが行われます。

ですので、もっと長い期間保有していたくても、自動的に売却されてしまいます。

手元に残るのは損失だけです。

一方、株ではそのような損切りがありません。

株価がゼロになるというのは、その会社が倒産する場合のみです。

ましてや手元に借金が残るということはありません。

(もちろんお金を借り入れて、そのお金で株をしている場合には借金が残りますが。)

それ以外であれば、株価はゼロにはなりませんし、ずっと保有しておくことができます。

もちろん会社が倒産する確率はゼロではありませんが、FXよりもそのリスクが低いことは一目瞭然です。

これがFXと株の4つ目の違いです。

続いては、これらの違いを参考に、

どのようなタイプの人がFXをやるべきなのか、

どのようなタイプの人が株をやるべきなのかを説明していきます。

FXか株かを選択する

ここまででFXと株のそれぞれの特徴、違いについては理解できたと思います。

FXと株それぞれに一長一短があるので、一概にどちらの方がいいとは言えません。

しかし、あなたが投資をする目的等によってどちらを選択するのがベターであるのかは決められます。

まず、FXの方から見ていきます。

少ない資金でより大きなお金を求める人はFXです。

しかしそれには高リスクというのを受け入れる必要があります。

そのお金がなくなったら生活ができなくなってしまう、というような人は決してFXを選んではいけません。

また、FXの値動きは株価の値動きよりも激しいです。

サラリーマンなど、日中時間がない人には向きません。

日中スマホやパソコンの前にへばりつけるという人はFXに向いていると思います。

以上がFXについてです。

続いて株についてですが、株はより低リスクで始められます。

とにかくリスクを嫌う人はFXよりも株がおすすめです。

また、株式市場が長期的に見ると伸びていること、また倒産しない限りゼロにならないこと、配当があることなどから分かるように、

長期的に財を成したい人には株の方がおすすめです。

株でもデイトレーダーのような投資方法ではFXと大差はありませんが、

中長期的に投資をするのであれば、株はギャンブルとは雲泥の差があります。

短期的ではなく、中長期的に物事を考えられる人、中長期的にお金を儲けたい人は株を選択してください。

ちなみに株を始めたい人が読むべき本についてはこちらの記事を参考にしてみてください。

以上が株とFXの違いでした。

ぜひみなさんのスタイルに合った方を選択してみてください!

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