人工知能(AI)をテーマにしたおすすめの小説5選

現在、人工知能(AI)は非常にホットなテーマです。

しかし、実はこれは今に始まったことではありません。

20世紀にも、AIの研究は行われていました。

また、20世紀には数多くのAI(人工知能)をテーマにした小説が生み出されました。

それらの小説の中には、AIの本質を捉えたものも多くあり、また純粋に読み物としても面白いものが多くあります。

人工知能を本格的に勉強をしている方も、なんとなく人工知能の存在が気になる人も、ぜひこれらの本を読んでもらいたいです。

小説で描かれるAI(人工知能)は、いろいろな顔を持っています。

今後現実世界で現れるAIがどのような顔を持つAIなのかは分かりませんが、だからこそ色々なタイプのAI小説を読んでみてはいかがでしょうか。

と、少し真面目になってしまいましたが、純粋に面白い小説ばかりですのでぜひ一度手に取ってみてください!

それでは早速人工知能(AI)をテーマにした面白いおすすめの小説を紹介していきます。

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1、『未来の二つの顔』

まず最初に紹介するAIをテーマにしたおすすめの小説は『未来の二つの顔』という小説です。

『未来の二つの顔』は1979年に出版された本なので、約40年ほど前の小説です。

しかし、読んだら分かりますが、古臭さは一切ありません。

この小説は、人工知能vs人間、人工知能が人間を支配する、といった短絡的な物語ではありません。

いかに人工知能と人間が相互に対話をし、理解しあっていくかが描かれています。

(もちろんその過程では人間と人工知能は対立します。)

ちなみに、この小説で登場する人工知能(AI)は人型のロボットではありません。知能を持った一つの大きなコンピューターシステムです。

さらにそのAIは人間の言葉を理解できません。

そのような中でどのように人間とAIが相互理解を深めていくのか。より良い未来のためには人工知能を止めるべきなのかそれとも、、、

と、ネタバレをしてしまいそうなので、ここら辺で止めておきますが、『未来の二つの顔』は人工知能について色々考えさせられる小説です。

人工知能を取り扱った小説の中でも、古典と呼ばれている一冊です。人工知能研究者であれば一度は読んだことがある本です。

ぜひ機会があれば読んでみてください。

2、『われはロボット』

続いて紹介するAI関連のおすすめの小説は『われはロボット』という小説です。

この本は、幾つかの短編小説が集まり、一つの長編小説となっています。

ミステリー作品としても非常に面白く読み応えがある小説です。

人工知能やロボットに興味がある人であれば、ロボットの三原則というのを聞いたことがあると思います。

1、ロボットは人間に危害を加えてはならない

2、1に反しない限りロボットは人間の言うことを聞かねばならない

3、1と2に反しない限りロボットはロボット自信を守らなければならない

これがロボットの三原則ですが、この本に出てくるロボット(AIの搭載されたロボット)にはその三原則がもちろん脳内に刻み込まれています。

しかし、その三原則をうまくくぐりぬけて発想をするロボットが現れてきます。

それに対する人間の反応、さらにそれに対するロボット(AI)の反応。

この小説でも人工知能と人間の関係性がテーマとして扱われています。

人工知能やロボットについての原理・原則を知ることもできますし、純粋にミステリー小説としても読み応えがあって面白いです。

3、『月は無慈悲な夜の女王』

続いて紹介する人工知能をテーマにしたおすすめの小説は『月は無慈悲な夜の女王』という本です。

こちらの本のストーリーとしては、月 vs 地球です。

月に住む人間と、月側を搾取する地球に住む人間の抗争を描いた小説です。

どこか、現代の世界のような感じですね。

この小説では、その月側に人工知能が存在します。

感情、優秀な知能をもったマイクという人工知能です。

そのマイクの助けを借りて、月側が独立革命を起こすというストーリーです。

ここではマイクは人間の味方(月に住む人間の味方)であり、かつ人間の敵(地球に住む人間から見れば敵)です。

マイクはユーモアも兼ね備えており、将来こんな人工知能が登場することを想像するとワクワクします。

この小説は、ストーリーを見ても分かる通り、社会派の小説とも言えます。

そのような小説が好きであれば、ぜひ読んでみてください。

ただ、日本語訳があまりよろしくないので、可能であれば英語で読むことをお勧めします。

4、『ソラリス』

続いて紹介するのが『ソラリス』という小説です。

この本は他の本と比べると若干難解な小説ですが、人工知能(AI)をテーマにした小説として有名です。

ソラリスとは、惑星の名前で、その惑星は海に覆われています。

そしてその海ソラリスが知能を持っています。

海が人工知能という、今までに見たことのない設定です。

そんな人間以外に高度な知能をもったソラリスに対して人間は恐怖を抱きます。

これはまさに、人工知能が発展していった先にある姿です。

人間には到底理解のできない人工知能(ソラリス)に人間が対峙した時、悲劇が起きます。

シンギュラリティを超えたあとの世界を想像させられます。

難解ではありますが、人工知能に関連した他の小説をすでに読んだことがあれば問題なく読めると思います。

ただ、初めて人工知能関連の小説を読むよ、という人や初めてSF小説を読むよ、という人は手を出さないほうがいいと思います。

5、『きまぐれロボット』

続いて紹介するのは『きまぐれロボット』という本です。

ここまで紹介してきた四冊の本は外国の作者でしたが、この『きまぐれロボット』は日本人が書いた本です。

というより、星新一のショートショートです 笑

上記の四冊とは毛色がかなり違いますが、星新一のショートショートでも所々にAIの要素があるので紹介します。

『きまぐれロボット』は36話の短編が収録されています。

どれもロボット関連の話で、人工知能とも関わりのある話ばかりです。

他の本に比べると、とても気軽に読めます。1話を読むのに5分もかからないと思います。

上記の本格的な小説を読んで、疲れたら是非『きまぐれロボット』を読みながら休憩してください!笑

人工知能とSF小説

今回はAIをテーマにした面白いおすすめの小説を紹介してきました。

(最後はちょっと毛色の違う本を紹介してしまいましたが。)

どの本も読み物としても純粋に面白く、是非勉強の合間等に読んでもらいたい本ばかりです。

また、SF(サイエンスフィクション)小説をこれからどんどん読んでいきたいよ、という人にはこちらの記事が参考になると思います。

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また、このサイトでは人工知能に関するトピック(人工知能のプログラミングを独学で勉強する方法など)を多く取り扱っています。

興味のある人は是非覗いていってください!

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