ギターをこれから始めたいという人は、独学で学ぶべきかギタースクールに通うべきか迷うと思います。
スクールでやるべきか独学でやるべきかは色々な意見がありますが、
大抵教室を進めるのはギタースクールの人で、独学を進めるのは独学用の教材を出している人だったりします。
私はどちらの立場でもないので、できるだけ公平な立場からそれぞれのメリットとデメリットを挙げていきたいと思います。
そしてどういう人にはギタースクールがおすすめで、どういう人には独学がおすすめかという話もします。
また、おすすめのギターの独学方法も解説していきます!
Contents
ギターを独学で学ぶメリット
最初にいくつかギターを独学で学ぶメリットを挙げていきます。
独学のメリット1、自分のペースで進められる
まず独学の最初のメリットは自分のペースで進められるという点です。
教室に通う場合、基本的には週に一度だけのレッスンで、その進み具合というのは先生が決めます。
一気に進めたいと思ってもなかなかそれは難しいですし、一方今週はちょっと忙しいから弾けないというのも基本的には難しいです。
一方独学であれば、長期休みの時には一気に進めて、忙しい週や月に関してはゆっくりすすめることももちろん可能です。
独学のメリット2、好きな曲やジャンルにチャレンジできる
ギターを独学で学ぶメリットの2つ目ですが、自分の好きな曲を学べるという点が挙げられます。
ギタースクールでも可能な場合はもちろんありますが、グループレッスンだとそれは無理ですし、また基本的には最初のうちは先生の決めたカリキュラムにある曲の練習をしていきます。
今時の曲であればそれでも全然いいのですが、全然知らない曲だったり、かなり昔の曲だったりをやらされるとモチベーションを保つのが難しいです。
一方独学であれば、自分の好きな歌手の曲で練習をしていくことが可能です。
あいみょんが好きでギターを始めたのに、いつまで経ってもアイミョンの曲の弾き語りができなければ必ず飽きてしまいます。
独学であれば基礎を学んだ後にあいみょんの曲の弾き語りの練習を始められます。
また、最近は色々な動画レッスンがあり、独学での選択肢も増えてきています。
昔に比べると遥かに独学のハードルは下がっています。
独学のメリット3、とにかく安い!!
独学のメリットの3つ目ですが、独学の場合はギター教室に行く場合に比べると信じられないぐらい安いです。
ギター教室の場合は一回あたり4000円〜5000円ほどかかることが多いですが、独学は全然お金がかかりません。
基本は無料ですし、何か本を買ったり、オンラインの動画レッスンを受けるとしても月額2000円〜3000円ぐらいです。
独学で学べば、ギタースクールにかかるお金の10分の1以下ですみます。
ギターを独学で学ぶデメリット
ここまでギターを独学で学ぶメリットを3つ挙げましたが、もちろん独学で学ぶデメリットもあるので続いてそれを説明していきます。
独学のデメリット1、怠けてしまう可能性がある
独学のデメリットはいくつかありますが、最近は分かりやすい動画レッスンの登場でほとんどデメリットは無くなってきています。
ですが、1つだけ未だに解決できないデメリットがあります。
それがモチベーションの継続が難しいという点です。
先ほど独学でギターを学ぶメリットとして自分のペースで進められると言いましたが、これは人によってはデメリットになってしまうこともあります。
ギター教室に通った場合、いやでも週に一回はギターを弾くことになります。
教室に行く前日に自宅で練習するとしたら、週に二回はギターに触れます。
一方独学の場合は全くギターを弾かなくても誰にも何も言われません。
怠け癖がある人にとっては、これが独学の最大のデメリットになります。
独学のデメリット2、途中で挫折してしまう可能性が高い?
独学のデメリットとしてよく挙げられるのが、挫折する確率が上がるという点です。
これは以前であれば確かにその通りでした。
周りにギター経験者がいる場合は別でしたが、もし周りにギター経験者がいない場合どのように練習を進めて行ったらいいのかというのも自分で考える必要がありました。
そしていきなり難しいコードにチャレンジをしてそこで挫折してしまうというのはギターの独学あるあるでした。
確かに未だにそういう人もいますが、最近はかなり分かりやすい動画レッスンが多くあります。
もちろん分かりにくい動画もあるので、そういうのを使って独学してしまうとより挫折率を高めてしまうので注意が必要です。
ギターには学ぶ順序というのがありますが、ちゃんとそれに沿って学んでいけば独学でも挫折はほとんどしません。
もし動画レッスンを使って独学するのであれば、そういう動画(ちゃんと順番通りにやっていけば問題ない動画)を選ぶようにしてください。
海外のサービスだと「Yousician」や「Fender play」がおすすめです。
特にFender Playは初心者向けなので説明も分かりやすいですし、その順番通りにやっていけばギターを弾けるようになれます。
日本のサービスだと「おとぴぴ」というサービスがおすすめです。
Fender Playによく似たサービスですが、こちらは無料で始められます。
YousicianやFender Playは月額2000円ぐらいです。
ちなみに月額2000円もスクールに通うことに比べれば10分の1ほどなので安いです!
Youtubeの動画もいいですが、どうしても「順番通りに学ぶ」というのがYoutubeだと難しいです。
Youtubeを使って学ぶと、1ヶ月目にいきなりFという難しいコードをやることになったりして挫折する可能性があります。
個人的におすすめなYoutubeの使い方としては、自分の弾けないコードやよく分からない弾き方に出会った時に、辞書がわりとして補助で使うことです。
少し話が脱線してしまいましたが、続いてのデメリットに進みます。
独学のデメリット3、間違いに気づきにくい
ギターを独学で学ぶデメリットの3つ目は、間違いに気づきにくいという点です。
教室に通う場合、間違えがあると先生がそれを指摘してくれます。
一方一人でやっていると間違えが間違えであることに気づきにくいです。
例えばCというコードを弾く際には一番上の弦は弾かないのが普通ですが、それに気づかずに一番上の弦を弾いてしまうということもあり得ます。
いつかどこかで気づくとは思いますが、スクールに通うのに比べると間違いに気づくのが遅くなる可能性があります。
ただこれもちゃんとした分かりやすい初心者用の動画レッスンではしっかり解説がされるのでよっぽど大丈夫です。
教本だけで学ぼうとすると、間違いやすいので注意してください。
以上がギターを独学で学ぶメリットとデメリットです。
ギター教室に通うメリット
続いてギター教室に通うメリット見ていきましょう!
ギター教室のメリット1、強制的に続けられる
これは先ほど独学のデメリットの部分で少し説明しましたが、やはりギタースクールに通うことで無理やりギターを続けられるというのがメリットになってきます。
ただ、この場合週に一回のそのレッスンの日だけギターを弾くというのだとほとんど意味がないので注意が必要です。
少なくとも週に3日ほどはギターを弾かないとほとんど上達は期待できません。
またレッスンは週1回1時間で月4回だとすると、1ヶ月で4時間だけです。
これだと絶対的に練習量が足りないので、ギター教室に通う場合でも自分でギターを弾く時間を確保する必要は出てきます。
ギター教室のメリット2、間違いに気付ける
これも独学のデメリットの部分で話しましたが、ギター教室に通うことで間違いに早く気づけます。
間違ったコードの弾き方をしても、ちゃんと先生が矯正してくれるのはギター教室のメリットですね。
また講師の人の演奏を見て疑問に思ったこともその場で聞けるのでそういう点でもメリットがあると言えます。
一方、独学の場合疑問点が頭に浮かんでもそれを基本的には自分で解消しないといけません。
ツイッターを使えば大抵のことは解決できますが、そうは言っても直接すぐに聞ける人がいるというのはスクールのメリットですね。
ギター教室に通うデメリット
ギター教室に通うメリットは上で挙げた通りですが、もちろんデメリットも存在するのでそちらも解説していきます。
ギター教室のデメリット1、とにかく値段が高い
1つ目のデメリットは、ギタースクールの料金の高さになります。
ギタースクールに通う場合、週に一回1時間のレッスンだけで、月額2万円ほどするのが一般的です。
年間で見ると24万円です。
もちろんモチベーションを保ちやすかったりなどのメリットがあるので、それに見合うと思えばスクールに通うのはいいことだと思います。
ただやはり独学でかかるお金に比べると10倍ぐらい違うので、その点は注意してください。
独学でも完全に無料で学ぼうとするとなかなか難しいですが、月に2000円ほど払えば初心者用のかなり分かりやすい動画レッスンは見放題ですし、それと比べるとやはりギタースクールは高すぎるというのが個人的な見解です。
以前であればそんなに分かりやすい動画レッスンはなかったのでギタースクール一択かなと思っていましたが、最近は一気に形勢が逆転しています。
ギター教室のデメリット2、講師との相性によっては大変
ギター教室は、講師との相性が全てと言っても過言ではありません。
運良く自分と相性のいい講師に当たれば問題ありませんが、そうでない場合は結構大変です。
相性が悪いと、週に一回ギター教室に通うのが億劫になります。
ギターが嫌いなわけではないのに、講師との相性が悪いためギターをやめてしまうという可能性すらあります。
ギター講師との相性が合わないなと感じたら、すぐに先生を変えてもらうか、別の教室にかよったり独学に切り替えたりしましょう。
なかなかそれは気が引ける、、、と思うのが普通ですが、そうは言っても安くないレッスン代を払って相性の悪い先生からギターを学ぶのは時間もお金ももったいないです。
気まずさも一瞬だけなので、もし相性が悪い講師の方に当たってしまった場合は勇気を持って変更しましょう。
そもそも独学であればこの心配がないので、そういう意味ではこれは教室に通うデメリットかなと思います。
どのような人が独学で学ぶべきか
ここまでギターを独学で学ぶメリットとデメリット、そしてギタースクールで学ぶメリットとデメリットをみてきました。
ここからはまずどのような人が独学で学ぶべきで、どういう人が独学には向かないのかというのを見ていきます。
まず、お金をできる限りかけたくないと思っていれば何も考えずに独学を選びましょう。
ギター教室は、できるだけお金をかけたくないと思っている人にはあまりにも高すぎます。
また、講師との相性が悪かった時に思い切ってそのレッスンをやめたり先生を変えたりというのをできない人は独学にしておいた方が安全です。
一方ギターを独学で学ぶのに向かないのは、だらけてしまう人です。
ギターの上達のためには、継続することが一番大事になってきますが、一人だとだらけちゃうなと思ったら独学はやめておいた方が安全です。
とはいえ、そういう人でもまず独学でギターをやってみるのが個人的にはおすすめです。
独学であればほとんどお金がかからないので、とりあえず試してみることはできると思います。
普段だらけがちな人でも、ギターをやってみたら楽しくて独学でも全然続けられるという人は多くいます。
なので、まずは独学で一旦試してみて、どうしてもだらけてしまい全然ギターに触れない、、、と言った場合にスクールを利用するのがおすすめです。
ここまでどういう人が独学に向き、どういう人が独学に向いていないかを話してきました、
独学でやる際には一点だけ注意してください。
自分で全て試行錯誤しながらやっていくと挫折する可能性は非常に高いです。
独学といえども、先人たちが作ってくれた道の上を歩くのが一番挫折せず、素早く上達することができます。
初心者向けで学ぶ順序が明確に示された動画レッスンだと挫折する可能性がぐっとさがるので、そういうのをうまく使いながら学ぶようにしてください。
また、独学でギターを学ぶ際、色々な教材に目移りしてしまいがちですが、一度決めたらとりあえずそれで続けてみるというのが最も早く上達できます。
初心者用の質の良い動画なら、学ぶ順番もしっかり練られているのでとりあえずそれを信じて続けるのが最も効率がいいです。
日本語だったら「おとぴぴ」などがおすすめですし、英語で問題ない人であれば「Fender Play」がおすすめです。
ちなみにいもちろん一切広告費ももらってないのです笑
ではつづいてスクールに向く人向かない人について説明していきます!
どのような人がギタースクールで学ぶべきか
どういう人がギター教室で学ぶべきかですが、お金に余裕があるというのは前提になります。
月額2万円ときいて「うっ」と思ったら独学でまず初めてみるのがおすすめです。
お金に問題ないと仮定して、どんな人がギター教室に通うべきかですが、それはすごく明確で「独学で一度挫折した人」です。
さきほど独学の部分でも話しましたが、だらけやすい人はスクールに向いています。
ですが、いきなりスクールに通うのではなくまず独学でやってみるのがおすすめです。
そして独学だとやっぱり続かないとなったらその時に初めてスクールに通うべきです。
独学の方が安いですし、自由ですし、上達スピードもほとんど変わらないので、独学で進められるのであればそっちの方が断然いいです。
初心者レベルを脱した後のことも考えても、独学で進めていく力というのはどこかで必要になります。
少し話がそれてしまいましたが、一度独学でやってみて、挫折した場合はスクールに通いましょう。
独学でうまくいかなくてもスクールがあると思えば結構リラックスしてギターを学べますし、
また最近であればほとんどの人は独学でも全然問題ありません。
ギターを学ぶ上で一番大事なのは挫折しないことです。
とにかく細く長く続けていくことが大事になります。
独学を選ぶにしろ、ギタースクールを選ぶにしろ、個人的にはとにかく辞めずに続けていってほしいです。
どちらを選ぶとしても、きっとギターは弾けるようになるので、ぜひ今日を境にギターを始めていきましょう!
今始めたら数ヶ月後には弾き語りができるようになります。
ギターを始めるのに遅すぎることは絶対ないので、ぜひ今からでもギターを始めていきましょう!