近年、人工知能(AI)に関する話題が非常に盛り上がっています。
人工知能に関する話題は世界中で非常にホットなものとなっていますが、
一般の人も注目をするようになったのは、チェスや囲碁、将棋などの分野で人工知能が人間を打ち負かしたというニュースがきっかけかもしれません。
また、現在存在する多くの職業が、将来的には人工知能(AI)に取って代わられると言われています。
こういったニュースを聞くたびに、どこか不安になる方も多くいらっしゃると思います。
また、2045年問題やシンギュラリティも近年多く論じられています。
2045年に人工知能が人類を超えるのではないかという議論です。
(ちなみに人工知能が人類を超える点をシンギュラリティといいます。)
世界中の多くの有名な学者が将来的には人工知能が人間の頭脳を超えると言っています。
これに関しても、恐怖を抱く人は一定数いると思います。
人工知能に支配される世界が来るのではないか、映画の世界が現実になるのではないか、と。
一方、人工知能によって世の中は便利になっていくのも事実です。
現に、多くのビジネスで人工知能は用いられており、我々はその恩恵を受けています。
大きく捉えると、Amazonなどの通販サイトで、個人個人に合ったオススメの商品をレコメンドされるのも人工知能のおかげです。
人工知能は間違いなく私たちの生活を豊かに、そして便利にしてくれます。
そんな人工知能を、外からぼんやりと眺めているのは勿体無いと私個人的には思います。
まだまだ人工知能は発展段階であり、今ならまだ人工知能に関わることは可能です。
「人工知能を使ってビジネスがしたい」
「そもそも人工知能って何だろう。何ができるんだろう」
という思いを持っている方は、今すぐ人工知能のことを学び始めるべきです。
と言っても、なかなかどこから始めたらいいか分からないと思います。
今回はそんな方におすすめの、人工知能(AI)を独学で学ぶことのできる本を紹介します。
今回紹介する本を読めば、
・人工知能ってそもそも何であるのか
・人工知能ができることって何なのか
・どのようにビジネスで使われていくのか
・今後どのように発展していくのか
ということが理解出来ると思います。
人工知能の概要を知りたいという方や、人工知能に関わりたいけど何から始めたらいいか分からない方におすすめです。
これらの本を読んだ後、人工知能の詳しい理論やPython(プログラミング言語)等を学べばさらに深いところに入っていけます。
まずはその入り口に立つためにも、ぜひこれから紹介する本を読んでみてください。
それでは早速、人工知能(AI)を独学で学ぶためのおすすめの本を紹介します。
『人工知能は人間を超えるか ディープラーニングの先にあるもの』
『人工知能は人間を超えるか ディープラーニングの先にあるもの』は非常におすすめです。
正直、この本さえ読めば、人工知能の概要は掴めます。
人工知能の発展してきた歴史、そして現状、未来まで詳しく書かれています。
人工知能は何をすることができるのか。
そして何をすることができないのか、についても詳しく書かれています。
人工知能を支えている最も重要な技術である「ディープラーニング(深層学習)」の原理についてもとても分かりやすく説明されています。
また、理系でなく文系であっても理解出来るような表現で説明されているのもとても有難いです。
バリバリ数式で理解したい、という人にはお勧めできませんが、それ以外の人には本当におすすめの一冊です。
人工知能は人間を超えるか ディープラーニングの先にあるもの (角川EPUB選書)
『AIの衝撃 人工知能は人類の敵か』
こちらの本も、人工知能の現状、歴史、そして未来について、非常に平易な言葉で書かれています。
読みやすい一冊です。
また、人工知能(AI)に対して恐怖を抱いている人は是非読んでほしいです。
多少哲学チックなところもありますが、読んでいて非常に面白かったです。
この本と『人工知能は人間を超えるか ディープラーニングの先にあるもの』を読めば、人工知能の概要、未来の進んでいく道等は理解出来るようになると思います。
また、脳科学のことも詳しく説明してあり、脳科学の分野と人工知能がどのように関わっているのかについても理解することができます。
人工知能を独学で勉強していきたいのなら読んでおくべき本だと思います。
人工知能に関するその他の本
上記で紹介した本以外にも、多くの人工知能関連の本が出版されています。
2045年問題 コンピュータが人類を超える日 (廣済堂新書)や、東大准教授に教わる「人工知能って、そんなことまでできるんですか?」などの本も人工知能に関して分かりやすく説明されています。
この他にも多くの本が出版されていますが、その全てを読む必要はありません。
上記で紹介した本のうち、一冊か二冊を読めば人工知能の概要は分かります。
また、今後どのような方向に人工知能が発展していくかということも理解できます。
ですので、独学で人工知能のことを知りたいという人は、まずはこれらの本を一冊ないし二冊読んでみてください。
その段階で既に同僚や友達と人工知能に関する議論が出来ると思います。
ビジネスにどのように活かそうか、という観点でも話ができます。
そして、さらにステップアップするには人工知能の技術の詳しい理論(ディープラーニングやニューラルネットワーク)と、それを実装するためにPython等を勉強する必要があります。
それについてはこちらの記事で紹介しています。
今回は人工知能(AI)の概要をつかむための本を紹介しましたが、さらに深く人工知能の世界に浸かりたい、さらに詳しく人工知能に関わっていきたいという人におすすめの本は、また別の機会に紹介します!