こんにちは。
エンジニアのくるくるです。
最近、IT業界では人手不足が叫ばれています。
その流れの中で、「未経験エンジニア」も増えてきました。
ここでいう「未経験エンジニア」とは、大学時代に情報系の学部を出ていない人や、社会人になってからエンジニアへ転身を果たした人(もしくはエンジニアになろうとしている人)のことを指します。
未経験であってもエンジニアになれる時代になり、エンジニアを目指す人にとっては素晴らしい時代になりました。
しかし、未経験からエンジニアになったとしても、その会社にいるエンジニアのほとんどは既に「プロ」のエンジニアです。
「プロ」のエンジニアに囲まれてプログラミングをしていくのはかなりプレッシャーになります。
そのような中で活躍していくためには、エンジニアになったのちも、もちろん勉強を続けていく必要があります。
自分の使っている言語の勉強をしたり、会社で使われているフレームワークの使い方を勉強したり、会社のソースコードを読んだり、DB関連の技術書を読んだり、勉強会に参加したり、、などなど色々とやっていくことになると思います。
その中でも、最も効果があり、かつすぐに目に見えて成長できる勉強方法があります。
それが、「リーダブルコード」という本を読むことです。
エンジニアを目指していたり、既にエンジニアとして働いているのであれば、もしかしたら一度ぐらいは「リーダブルコード」という名前を聞いたことがあるかもしれません。
プログラミングやエンジニアに関する本は山ほど出版されていますが、それらの中でもダントツで地名度があり、ダントツで多くの人に読まれているのがこの「リーダブルコード」です。
世界中のエンジニアのバイブル的な本となっています。
「リーダブルコード」がどういう本かというと、読みやすいコードを書くための技術が書かれた本と言えます。
一人ではなく、チームで開発する際に、コードが読みやすいかどうかは非常に重要になってきます。
チームの中に、一人でも読みにくいコードを書く人がいると、それだけで開発スピードが落ちてしまいます。
未経験エンジニアの中には、どうにか動くコードは書けるものの、「綺麗な」コードを書くことが苦手な人が多い印象があります。
もちろんエンジニアとして経験を重ねていくことで、徐々に綺麗な読みやすいコードを書けるようになっていくのも事実ですが、できれば早いうちから読みやすいコードを書けるようになっておくべきです。
そのためには読みやすいコードを書いている同僚のコードを見て学ぶという方法がありますが、そもそもどのようなコードが読みやすく「良い」コードなのかを自分で判断することができなければどうしようもありません。
「リーダブルコード」を読めば、その点も理解できるようになります。
「リーダブルコード」は技術書にしてはとても薄い本ですが、一通り読むだけで、どのようなコードが読みにくく敬遠されるのか、どのようなコードが読みやすくみんなに歓迎されるのかというのを知ることができます。
今後他の人のコードを読む際の指針にもなりますし、もちろん意識することで自分のコードをすぐに「読みやすいコード」に変えていくこともできます。
ここまですぐに効果が目に見える本もなかなか少ないと思います。
また、「読みやすいコードを書く技術」というのは一生使える技術です。
フレームワークが変わったり言語が変わったりしても、どこでも使える技術です。
それを早い段階で身につけておくだけで、他の「未経験エンジニア」とは差がつきます。
一部の人は「読みやすいコード」なんて書けなくてもいいと思うかもしれません。
読む人が苦労するだけだから自分には関係ない、と。
ですがそれは間違っています。
今日自分が書いたコードを読むのは他人だけではありません。
一週間後の自分かもしれませんし、一ヶ月後の自分かもしれません。
自分の書いたコードだから汚いコードでも理解できると思うかもしれませんが、そんなことはありません。
一ヶ月も経ってしまったら、当時何を考えてプログラミングしていたのか、というのはほぼ忘れてしまっています。
一ヶ月前の自分はほぼ「他人」です。
そう考えると、綺麗なコードを書くことは、自分のためにも非常に役にたちます。
綺麗なコードであれば、理解がしやすく修正も非常に楽です。
また、バグも混入しにくいです。
読みやすコードを書くのは本当に利点しかありません。
そして、読みやすいコードを書くのは、未経験エンジニアであっても身につけられるのです。
一生使える技術を身につけない手はありません。
未経験エンジニアからレベルアップするためにも、「リーダブルコード」は本当に読むべき本です。
週末にサクッと読めますし、他の技術書に比べれば値段も安いです。
時間の面でもお金の面でも、コストパフォーマンス最高です。
エンジニアとしてこれからも働いていく予定があるのであれば、「リーダブルコード」はぜひ一度読んで見てほしいです。