こんにちは。
くるくるです。
今回は昔ばなしについてです。
小さい頃読んだ昔話は大人になっても忘れることがありません。
また、日本で生きていく上で、昔話はある種の常識や教養の一つです。
桃太郎やかぐや姫などの有名どころの昔話を知らない人がいたらちょっと引いてしまいますよね 笑
日本人である以上、最低限有名な昔ばなしを知っておく必要があります。
また、昔ばなしは常識や教養としてはもちろん重要ですが、教育的にも重要です。
昔ばなしには様々な教訓が含まれています。
子供は様々なものから学びをしていますが、昔ばなしはその大事な一つです。
また昔ばなしを読むことで、文章を読む力が鍛えられ知能が上がると同時に、右脳も鍛えられます。
物語を読むことは、想像力を豊かにしてくれます。
子供の将来のためにも、昔話を多く読ませてあげることは非常に重要です。
今回は子育てにおすすめの日本昔ばなしを幾つか紹介します!
日本人なら誰でも知っているような有名な昔ばなしを11話と、
有名ではないけれど子育てにおすすめできる昔ばなしを10話紹介します!
ちなみに今回紹介する日本昔ばなしは全てこちらの本に収録されています。
それでは早速おすすめの昔ばなしを紹介していきます!
子育てにおすすめの日本昔ばなし
*有名どころはすでにご存知の方も多いと思うので、そのような方は『教養として読んでおくべき有名な昔ばなし11選』は飛ばして、下部の『子育てにおすすめの有名ではない昔ばなし10選』を先に見てみてください!*
教養として読んでおくべき有名な昔ばなし11選
1、かぐや姫
かぐや姫は非常に有名な昔ばなしです。
しかしその話の終わり方は意外に知らないい人が多いのではないでしょうか。
月に帰るかぐや姫は、おじいさんとおばあさんに長寿の薬を置いていきます。
しかしおじいさんは、かぐや姫がいなければ長生きしても仕方がないとその薬を燃やしてしまいます。
意外にも感動的な結末です。
2、一休さん
一休さんは昔ばなしの中でも、個人的には一番子供に読ませたい話です。
というのも、一休さんは頭を使ってとんちをきかせて物事を解決していきます。
もちろんそのとんちはいたずらにも使われるのですが、頭を使うことで無理難題も解決していく様は見事です。
子供にもちゃんと頭を使って考えて欲しいという思いから、一休さんは絶対に読んでもらいたい昔ばなしの一つです!
3、鶴の恩返し
鶴の恩返しも、ちょっと感動的な話です。
助けられた鶴が人間の女の子の姿で恩返しをするのですが、おじいさんがその姿を見てしまい、鶴はおじいさんの元から去ってしまいます。
ここで、意外に知られていないことが二つあります。
一つ目は、おじいさんが好奇心から扉を開けて覗いたのではないことです。
おじいさんは、その女の子が一晩中ご飯も口にせずに織物を織っていたので、その体が心配でたまらず部屋を覗いてしまったのです。
また、もう一つあまり知られていないのは、鶴が自分の羽を使って織っていた点です。
自分の体を犠牲にしてまで恩返しをしようとする姿は感動的です。
4、さるかに合戦
さるかに合戦は大人になって久しぶりに読むとちょっとびっくりします。
意地悪なさるのせいで、かには死んでしまいますが、その子供たちが意地悪なさるに仕返しをする話です。
なかなか子供のための昔ばなしで”死”というものは出てこないので、そういう意味では珍しい展開といえます。
5、舌切り雀
こちらは欲深さを戒める話です。
内容は以下のとおりです。
おじいさんに大切に育てられている雀がおばあさんに舌を切られてしまいます。
雀は自分の家に帰りますが、おじいさんが心配して探しに行くと、雀はお土産をくれます。
おばあさんもそのお土産が欲しくて雀の家を探しだし、大きなお土産を要求します。
しかしそのお土産から出てくるのは妖怪。
おばあさんのように心が冷たくて欲の深い人間だといいことはないよ、という教訓を学べます。
6、花咲か爺さん
花咲か爺さんは少しだけ長いです。
優しいおじいさんと、隣に住む意地悪でよくの深いおじいさんの話です。
舌切り雀と話の展開は似ています。
やっぱり優しい人が得をして、意地悪で欲深い人は損をする話です!笑
7、桃太郎
こちらは説明する必要がないぐらい有名ですね。
日本人なら全ての人が知っているのではないでしょうか。
ちなみに海外の方も知っている人は多くいます。
桃太郎の視点だけでなく、鬼側の気持ち等も子供に想像させてあげるといいかもしれません。
8、浦島太郎
浦島太郎も桃太郎と同じく、ほぼ全ての日本人が知っている物語です。
しかし浦島太郎の話の伝えたい教訓が何なのかは正直わかりません 笑
助けた亀に連れられて辿りついた竜宮城で数日過ごして地上に戻ると、既に何十年も経過しているという話ですが、
なぜ亀を助けるという素晴らしい行動をとった浦島太郎が、こんな目に合わないといけないのかは謎ですね 笑
ただこちらは誰もが一度は読んだことがあるので、日本で暮らす以上一度は読んでおきたいですね。
9、一寸法師
一寸法師は、一寸という小さな体の一寸法師が都に出て行き、鬼を退治し、お姫様と結婚する話です。
一寸法師は田舎で生まれるのですが、木に登り、山の向こう、川の向こうには何があるのかを気にし始めます。
そして都に行きたいと思うようになります。
個人的には子供の好奇心を掻き立てる話だと思います!
10、わらしべ長者
わらしべ長者は夢のある話です。
真面目に働いていた男が、観音様にお願いをすると、わらが一本だけ手に入ります。
それを交換したり何やかんやして、最終的には多額のお金と、綺麗なお姫様を手に入れるという話です。
こうやって書くと、ただの運のいい男の話のようですが、実際に読んでみると全然違います。
もちろん運もいいのですが、この男の優しさが結果的に功を奏していきます。
やっぱり優しさが大事ですね。笑
11、金太郎
力持ちの金太郎は心も非常に優しいく、山の動物たちとも仲良くなります。
特に特筆すべき内容はありませんが、こちらも有名な昔ばなしなので、子供には是非読ませてあげたいですね。
ここまでは比較的有名な昔ばなしを紹介してきましたが、ここからは有名ではないけどおすすめの昔ばなしを紹介していきます!
子育てにおすすめの有名ではない昔ばなし10選
1、にんじんとごぼうとだいこん
これは、人参がなぜオレンジ色で、大根が白色で、ごぼうが茶色かを説明した話です。
神様がいかにして彼ら三人の色を決めたのかが描かれています。
想像力が掻き立てられて非常に面白い昔ばなしです!
子供に想像する力をつけてあげたいならおすすめです!
この昔ばなしを読んだ後に、他の野菜の色はなんでその色になったのかを考えさせてあげればさらにいいと思います!
2、仁王とどっこい
これは日本の力持ちである仁王と中国の力持ちであるどっこいの二人の物語です。
昔ばなしで中国の唐を舞台にした話は非常に少ないので、貴重な昔ばなしです。
話自体ももちろん面白いのですが、この話を読むと自然と子供は海外の存在に気づきます。
日本以外にも他に国があるんだということを気づかせてあげられます。
グローバルな世界で生きていく子供に読んでもらいたい昔ばなしです!
3、幽霊の酒盛り
幽霊の酒盛りは非常にユーモアのある話です。
幽霊の絵が非常に高く売れることになり、翌日にその絵が引き取られることになります。
主人公の男の人が嬉しくなってその絵の前でお酒を飲むと、絵の中の幽霊が絵から飛び出してきて一緒にお酒を飲むことになります。
そして、、、
昔ばなしの中で一番ユーモアのある話です!
非常におすすめです!
4、二人の甚五郎
これは二人の彫り師の話です。
ちょっとだけ幽霊の酒盛りの話と似ています。
彫り師の佐吉が彫った猫が、実際に彫像ではなくなり動き出しご飯を食べるという話です。
昔ばなしらしい、どこか朗らかで夢のある話です!
5、狸の手習い
こちらは、狸が子供に化けて、和尚さんに勉強を教えてもらう話です。
和尚さんも狸もお互いに優しく、ほのぼのとします。
最後のオチはイマイチですが、オチ以外はいい話なのでおすすめです!
6、養老の滝
養老の滝は、体が悪くなってしまったおじいさんとその息子の話です。
息子がおじいさんのために色々探し回った挙句、最後に見つけるのが養老の滝です。
この滝に流れる水で、おじいさんの体はみるみる良くなっていきます。
非常に読みやすく、いい話なので一度読んでみてください!
7、ちょうふく山のやまんば
やまんばというと、非常に恐ろしいものを想像してしまいます。
この昔ばなしでも、山の麓に住む村人たちは、山のやまんばを恐れているのですが、ひょんなことがきっかけでやまんばが恐ろしいものではないことに気づきます。
普段怖いものとして描かれていても、違う視点から見るとそうじゃないんだよ、ということに気づくことのできるお話です。
8、えびの腰はなぜまがったか
こちらの話は主人公がどんどん変わっていきます。
最初の主人公が蛇。そして鷲。最後はエビ。
それぞれが自分より大きいものと出会い、そして驚くという話です。
話は単純ですが、エビが鷲より大きいものとして描かれるなど、どこか笑ってしまいます。
すごく平和でのんびりとした昔ばなしです。
9、八つ化け頭巾
この話もすごくのんびりとした穏やかな昔ばなしです。
狐が化けて人間を騙す話はいくつもありますが、こちらは人間の和尚さんが狐を騙す話です。
そして狐から化けるための道具を奪い取った和尚さんが様々なものに化けるお話です。
普通の昔ばなしとは違う展開なので、いくつも昔ばなしを読んで昔ばなしのパターンに慣れてしまった人に読んでもらいたいです!
10、とんびとからす
こちらの話は設定が非常に面白いです。
昔はあらゆる鳥が全て白色でみんな同じ色をしており、お互いの見分けがなかなかつかなかった、という設定で話が始まります。
その状況を打破するために、トンビが染め屋になってあらゆる鳥を様々な色で染めていくお話です。
どうしてからすが黒色になったのか、の説明も面白いです。
子供の想像力を鍛えてくれる話です。
ちなみに今回取り上げた全ての話がこちらの本に収録されています。
また、今回取り上げた以外にも多くの昔ばなしが収録されているのでおすすめです!
ぜひ一度お子さんと一緒に読んでみてください。