近年、あらゆる業界をITが飲み込みつつあります。
そんな状況で、エンジニアの数も増えてきました。
しかし、エンジニアの中にはコードは書けるけれどコンピューターサイエンスの基礎を全然理解していないという人がいます。
情報系の学部を出た人であればコンピューターサイエンスの基礎は身についていると思いますが、そうでないとなかなか身についていないのが現状です。
文系出身でエンジニアになった人、未経験からエンジニアになった人は特にそうかもしれません。
エンジニアとして働く上で、最初の1年ほどはコンピューターサイエンスの知識がなくてもどうにかやっていけるかもしれませんが、長くこの業界で活躍していこうとすると、コンピューターサイエンスの基礎知識は絶対に必要になってきます。
エラーや障害が発生した際にも、コンピューターサイエンスの幅広い知識があれば障害の原因も比較的簡単に目星をつけることができます。
逆に、コンピューターサイエンスの知識が全くないと、目星すらつけられません。
以上の理由から、エンジニアとして働いていく気があるならできるだけ早めのタイミングでコンピュータサイエンスの基礎を学んでおく必要があります。
情報系の学部に所属していない限り、基本的にはコンピューターサイエンスを独学で勉強していく必要があります。
今回は独学でコンピューターサイエンスを勉強する際におすすめの本を紹介します。
コンピューターサイエンスを独学する際にオススメの本
コンピューターサイエンスを勉強するための本は何冊も出版されています。
しかし、ほとんどの本が非常に難解で、コンピューターサイエンスを初めて学ぶ人が読んだらすぐに挫折してしまうような本ばかりです。
ですが、中にはコンピューターサイエンス初心者も読み進めていける本があります。
その中で最もおすすめなのは、「入門 コンピュータ科学 ITを支える技術と理論の基礎知識」という本です。
この本は、コンピューターサイエンスを学ぶ人が学ぶべき事柄が幅広く網羅されています。
ですので、この本を一冊勉強すれば、コンピューターサイエンスの基礎は身につきます。
説明も難解ではないため、コンピュータサイエンスを初めて学ぶ人でもとっつきやすいです。
ただ、この本はボリュームがかなりあります。
1日で一気に読むという本ではないのでその点は注意が必要です。
また、初めて学ぶとなると、この本を一回読んだだけでは完全には腑に落ちない部分も出てきます。
ただ、これに関しては二回読むことである程度はマスターできます。
コンピューターサイエンスは、色々な要素が絡み合っているので、1度目にざっとこの本を目に通せば、2度目はそれがフックとなって色々知識が繋がっていきます。
この本を独学で使う場合は、ぜひ2周ほど読んでみてください。