以前、独学でデザイナーを目指す人にオススメの本を紹介しましたが、今回は独学でWebデザイナーになるためのオススメの本を紹介します。
現在Webデザイナーになるには、Webサイトのデザイン能力 + コーディング能力の両方が必要です。
もちろん、Webサイトのデザイン能力だけでもWebデザイナーを名乗ることはできますが、自分自身でコーディング(プログラミング)ができると、その幅はさらに広がります。
Webサイトのデザインには、デザインやレイアウトの基礎を身につけ、かつPhotoshopを使いこなす必要があります。
(デザインやレイアウトを独学で勉強する方法、Photoshopを独学で勉強する方法は別記事で紹介しています。)
一方実際にWebサイトを作り上げる、すなわちコーディングを行う際には、HTMLとCSSを理解して使いこなす必要があります。
現在だとHTML5とCSS3が標準的です。
今回はこのコーディングにフォーカスを当てて、HTMLとCSSを独学で身につけるためのオススメの本を紹介します!
ちなみにHTMLとCSSの違いを簡単に説明すると、HTMLはWebサイトの骨格を作るためのものです、CSSはその骨格にデザインを施していくためのものです。
HTMLだけだとすべて黒い文字の羅列になってしまいますが、CSSを用いることでそれに色をつけレイアウトを整えデザインを施すことができます。
それでは早速HTML5とCSS3独学で学ぶための本を紹介していきます!
Contents
1、『HTML5 & CSS3 レッスンブック』
こちらの本は、全くHTMLやCSSのことを知らない人にもオススメの本です。
また、なんとなくHTMLとCSSをかじったことあるけど、いまいちマスターできていないな、という人にもオススメです。
HTML5とCSS3の基礎的なことをきっちり学べます。
テキストに沿って一個のWebサイトを作りながら勉強するタイプの本です。
テキストに沿ってやるだけで、ちゃんとしたWebサイトが完成します。
しかも、基礎をしっかり押さえているので、この本一冊をこなせば自力でも最低限Webサイトを完成させることができます。
また、HTML5とCSS3というHTMLとCSSの最新バージョンを学ぶことができるのもこの本をオススメする理由です。
今からWebデザインの勉強をする、Webデザイナーになりたいけど何から勉強したらいいか分からない、という人はまずこの本を一冊こなすことおすすめします!
2、『HTML5&CSS3 デザインブック』
この本は上で紹介した本の姉妹本です。
上記の本だけでもWebサイトを作ることができるようになるのですが、この本はレスポンシブサイトを作りたい人向けの本です。
レスポンシブサイトとは、パソコンとスマホの表示画面が自動的に変わるようなサイトです。
以前とは異なり、現在はスマートフォンでWebページを見る人がかなりの数います。
ですので、レスポンシブデザインのWebサイトを作れるのは非常に重要です。
『HTML5&CSS3 デザインブック』では、HTML5とCSS3を用いてレスポンシブデザインのサイトを作っていきます。
この本を一冊こなすことで、レスポンシブデザインのサイトの作り方をマスターできます。
ただ、HTMLやCSSを始めて使います、というような人にはおすすめできません。
HTMLとCSSの基礎は違う本で身につけてからこの本に取り組むことをおすすめします。
また、現在はTwitter社の開発したBootstrapを用いることで簡単にレスポンジブデザインのサイトを作ることができます。
しかし、Bootstrapを用いる際にも、レスポンシブデザインの基礎を学んでおくことは必須です。
レスポンシブデザインの基礎を学べば、Bootstrapをカスタマイズして使う際に非常に役に立ちます。
3、『HTML5/CSS3モダンコーディング』
『HTML5&CSS3 デザインブック』も『HTML5&CSS3 レッスンブック』も、一冊を通して1つのWebサイトを作ります。
しかし『HTML5/CSS3モダンコーディング』では、一冊で3つのWebサイトを作ります。
ですので、基礎的なことは多少省略されています。
そのかわり、より洗練されたデザインのWebサイトを作ることにフォーカスしています。
普通のWebサイト、グリッドシステムを用いたレスポンシブのWebサイト、シングルページのWebサイトの3種類を作っていきます。
一つ目、二つ目に関しては、『HTML5&CSS3 デザインブック』と『HTML5&CSS3 レッスンブック』で扱ったものと似ています。
しかし三つ目のシングルページレイアウトのWebサイトは上記二冊の本では学べません。
また、このシングルページレイアウトのWebサイトは近年よく見かけるようになりました。
トップページが縦に非常に長く、すべてのコンテンツが1ページで収まっているようなWebサイトです。
おしゃれなお店のホームページ等でよく見られます。
もしそのようなサイトを作りたい人は必見です。
また、プロのWebデザイナーになりたいという人も、最低限これぐらいのレベルの本はこなしておいたほうがいいと思います。
HTML5/CSS3モダンコーディング フロントエンドエンジニアが教える3つの本格レイアウト スタンダード・グリッド・シングルページレイアウトの作り方 (WEB Engineer’s Books)
その他(デザイン、レイアウト、Photoshop)
今回は独学でWebデザイナーを目指す人のために、HTML5とCSS3を効率良く学ぶことのできる本を紹介しました。
初心者には一冊目の『HTML5&CSS3 レッスンブック』をとりあえず勉強することをおすすめします。
これさえマスターできれば、HTMLとCSS書けるよ、と言っても嘘にはならないレベルに達することができます。
今回はHTMLとCSSに絞って紹介しましたが、レイアウトやデザインの基礎を独学するための方法も別記事で紹介しています。
また、Webデザインのカンプ(HTMLとCSSでコーディングする前のサイトのデザイン案)を作るには、Photoshopを使いこなせる必要があります。
Photoshopを独学するための記事も書いているので、見てみてください。
もっと動きのあるWebサイトを作りたいと思う人は、HTMLとCSSの後にJavascriptやjQueryを勉強する必要があります。
それに関する記事も今後時間のあるときに書いていきたいと思います。