小説を書いて新人賞に応募してみた話 太宰治賞の選考結果編

小説の新人賞 2度目のチャレンジ

小説の新人賞に応募したのは今回が2回目です。

初めて小説の新人賞に応募した時の話は以前の記事を見てください。

初めて小説を書いて新人賞に応募したのが2016年の5月頃。

応募した新人賞は「オール讀物新人賞」でした。

結果は一次審査落選。

悲しかったですが、小説を書く楽しさを味わったというのは前回の記事でお伝えしました。

そんな楽しさをもう一度味わうために、再び小説を書いて新人賞に応募しました。

2016年の12月頃に応募したので、少し前の話です。

今回は太宰治賞に応募してみた

2016年の9月にオール讀物の一次落選を知ってから、9月末までは小説から離れた生活をしていました。(読む方もしていなかったです。)

ただ、10月になって少し日が経つと、やっぱりもう一度書いてみたいという思いが沸々と湧いてきたので、またどの新人賞に応募するべきかリサーチしてみました。

オール讀物は大衆文学のエンターテイメント系の新人賞だったので、今回は純文学系の新人賞に絞って探してみました。

ちょうどいい時期に締め切りだったのが、今回応募した太宰治賞です。

太宰治賞は12月の初めに締切で、毎年1000人以上が応募する比較的大きめの新人賞です。

枚数は400字詰め原稿用紙50枚から300枚で、かなり幅広いです。

短編から長編まで受けつけているみたいです。

前回の反省を活かして、少し勉強した

前回オール讀物新人賞に応募した際には、全く物語のプロット、展開を考えずに書いてしまいました。

もちろんプロの作家の中にはそういう人もいるようですが、私のような文才のない人間には少し無謀だったので、今回は先にプロットを考えました。

また、小説を書く上では視点が非常に重要になってきます。

一人称なのか三人称なのか。

そこが小説の中でブレてしまうと、小説として成り立ちません。

なので、今回は物語の展開を先に決めるのと同時に、視点について少しだけ勉強(?)してから挑みました。(これに関してはまた別の機会に。)

視点に十分に気をつけながら、物語を書き進めました。

また、何冊か純文学っぽい作品を読み漁って、自分自身をそういう雰囲気にしてから書き始めました。

なかなか筆は進まずに、結局400字詰め原稿用紙100枚程度しか書けませんでしたが、短編でも応募することができるというのを信じて、12月の頭には作品を送りました。

前回よりかなりマシな作品になった気がしたので、今回こそ一次選考に受かるのでは、と思いながら投稿しました。

太宰治賞の一次選考の結果発表 通過!

太宰治賞はオール讀物新人賞とは異なり、ホームページ上で結果が発表されます。

締切から約3か月後の3月の頭に結果は発表されました。

結果を掲載しました、というメールを受け取って、即座にホームページを確認したら、そこには自分の名前と作品名がありました。

なんと本当に一次選考を通過しました。

今年の応募数が約1300で、一次選考の通過者が約100人なので、そこまで狭き門ではなかったのですが、それでもやっぱり一次選考を通過できたのは非常に嬉しかったです。

自分の書いた小説が、小説としての”てい”をなしているのが証明された形になったので、少しだけ自信がつきました。

太宰治賞の二次選考の結果発表 落選!

一次選考の2週間後ぐらいに二次選考の結果がホームページ上で発表されました。

残念ながらそこに自分の名前はなく、二次選考での落選となりました。

二次選考を通過したのは約20名であり、全体でみると2%にも満たないので、私なんかが通過するわけもなかったです 笑

でも、オール讀物新人賞で落選した時の悲しさみたいなものは今回の落選では感じませんでした。

おわりに

人生2作目の小説で、どうにか小説の新人賞の一次選考を通過したのは、やっぱり嬉しかったですし、少しだけ自信がつきました。

もちろん、二次選考には落ちており、まだまだ他の人に見せられるレベルには全く達していないので、これからも修行していかなくてはいけないなあー、と思いました。

2017年の間に、もう一回ぐらい小説を書いてどこかの新人賞に応募することを心に決めました。

もう一度オール讀物新人賞にリベンジしてみようかな、と考えています!

とりあえずは安定して一次選考を通過できるようになるのが、当分の目標です。

ちなみに、オール讀物新人賞の一次選考に落ちてから太宰治賞に応募する前に、小説の書き方の本を一冊読んで勉強したのですが、その本がこちらです。

意外に役立ちました。

もうすでに何回も小説を書いている人には必要がないかもしれませんが、初めて小説を書くような人にはオススメです。

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