本屋さんには多くの小説が並んでいます。
それらの本は全てプロの小説家によって書かれています。
小説の数は数え切れないほどあることからも分かる通り、小説家の数も数え切れないぐらい多いです。
しかし、だからといって誰もが小説家としてデビューできるわけではありません。
小説を書いていたとしても、そのうちのほとんど全ての人が小説家としてデビューをすることなくその生涯を閉じます。
小説家になるためにはデビューをする必要がありますが、その方法はあまり知られていません。
また、小説家としてデビューする方法は一つではありません。
今回は、小説家としてデビューをする方法を全て紹介していきます。
もしあなたがプロの小説家を目指しているのであれば、是非参考にしてみてください。
1、小説の新人賞を受賞してデビュー
小説家としてデビューするための王道が、小説の新人賞です。
世の中の多くの有名な小説家が、小説の新人賞をきっかけにデビューを果たしています。
ただ、一口に小説の新人賞といっても、種類は様々です。
自分の作品にあった小説の新人賞に応募することで、受賞する確率はかなり上がります。
世の中には多くの小説の新人賞があるので、是非自分の作風にあった新人賞に応募してみてください。
ちなみにこちらに小説の新人賞の一覧をまとめているので参考にしてみてください。
また、新人賞を受賞できなくても、最終選考に残れば出版社の編集の方に目にとまればそのまま出版に至ることもあります。
新人賞の最終選考に残るのもなかなか難易度が高いですが、それでも確率はゼロではありません。
また、高校受験や大学受験とは違い小説の新人賞には何度でも応募できます。
ぜひ諦めずに何度もチャレンジしてみてください。
2、出版社に作品を送ってデビュー
小説の新人賞をとってデビューするのが王道ですが、ごく稀なパターンとして出版社に直接小説を送って、それがきっかけで小説家としてデビューする人もいます。
しかし、最近ではこのパターンはかなり減ってきています。
そもそも直接小説を送っても読んでもらえるかどうかは分かりません。
出版社側の気分でその小説を読んでもらえなくても、もちろん何の文句も言えません。
一応このような方法で小説家としてデビューすることができた人はいるものの、現実的には小説の新人賞を受賞をするよりも確率は低いです。
3、コネでデビュー
コネで小説家デビューを果たす人は一定数います。
しかし、これもまたなかなか難しいのが現実です。
あなたの家族や親しい友人の中に、出版社で働いている人がいれば別ですが、そうではない限りコネを使って小説家デビューするのは難しいです。
また、たとえ知り合いに出版社の人がいたとしても無条件でデビューできるわけではありません。
その知り合いに頼んで担当の方を紹介してもらい、その方に自分の書いた小説が認められない限りデビューをすることはできません。
しかし、もし知り合いに出版社で働いている人がいるのであれば、取り敢えず自分の作品を渡して読んでもらうという方法を取るべきです。
すぐさま小説家としてデビューすることは難しいとしても、何も行動しないよりはましです。
また、出版社の方から直接アドバイスがもらえる可能性もあります。
これは新人賞に応募する際にも必ず役立つはずです。
しかし、もちろん知り合いにこのような人がいなければこの方法は難しいと言えます。
4、小説投稿サイトからデビュー
二つ目、三つ目の方法は実現可能性がかなり低いものでしたが、次に紹介する方法はそれらの方法よりも実現可能性がかなり高いものです。
それは小説の投稿サイトを使ってデビューするという方法です。
今現在、小説を投稿することのできる無料のサイトはいくつかあります。
有名どころだと「小説家になろう」というサイトなどがあります。
それらの投稿サイトに自分の小説を投稿し、投稿した作品が出版社の方の目に留まればデビューにつながります。
現に、投稿サイトを通じて小説家デビューした人は多くいます。
もしあなたがこれまでに書いた小説の中で、新人賞に応募するほどのクオリティーじゃないけどそのまま眠らせておくのは勿体無いと思うような作品があれば、それらの作品を投稿することをおすすめします。
小説の新人賞を受賞するよりも難易度は低いため、小説家デビューを目標にするのであればこれらの投稿サイトを使わない手はありません。
理想としては、基本的には小説の新人賞受賞を目指しつつ、空いた時間で投稿サイト用の小説を書くというのがおすすめです。
また、小説の投稿サイトと一口でいってもいっぱいあります。
おすすめとしては、投稿者が少ないサイトです。
なぜなら、投稿者=書き手が少ないということは、それだけあなたが注目される確率が高いからです。
出版社の方は、意外にもマイナーな投稿サイトにも目を通しています。
メジャーな投稿サイトに投稿して埋もれてしまうよりは、比較的書き手の少ない投稿サイトに小説を投稿して注目を集める方が小説家になれる可能性は間違いなく高いです。
また、やはり長編小説は新人賞用にとっておきたいところなので、投稿サイトに投稿する小説は短編小説か、もしくはそこまで長くないものがおすすめです。
短いからと言って評価が下がるものではありません。
むしろ、短い小説の方が実力を測りやすく、また読み手=出版社の方 としても短いものの方がサクッと読めるので目を通してもらいやすくなります。
ですので、おすすめの小説投稿サイトとしては、比較的新しく書き手が少なめで、かつ短編小説の投稿を受け付けている投稿サイトがおすすめです。
色々探してみたところ、「ショートショート」というサイトがなかなか条件に合って良さそうでした。
まだオープンしたばっかりみたいで、書き手が本当に少ないようです。
このような投稿サイトなら、比較的注目を集めることが可能です。
ただ、このような投稿サイトも数年経つと投稿者の数が増えて注目を集めるのが難しくなるので、もし投稿するのであれば早めに投稿したいところです。
また、短編小説に特化した小説の投稿サイトなので、出版社の人も目を通しやすいかもしれません。
他にもおすすめの投稿サイトを見つけ次第ここで紹介していきます。
おわりに
ここまで見てきたように、小説家になるためには大きく分けて4つの方法があります。
しかし、現実的に考えると、コネなどはなかなか難しいです。
なので、もしあなたがどうしても小説家になりたいのであれば、
小説の新人賞に応募しつつ、空いた時間で投稿サイトに短編小説などを投稿するというのが最も小説家デビューの可能性が高い方法です。
以上が小説家になるための方法です。