社会人になると、大学生のバイトとは比べものにならないくらいの給料がもらえます。
よっぽど浪費しない限り、多少の貯金・貯蓄をすることが可能になります。
それをただ銀行に貯蓄するだけなのか、それとも投資をするのかで、10年後はかなり変わります。
もちろん貯蓄をすることも大事ですが、投資をするという選択肢も考える必要があります。
今回はなぜ新社会人こそ投資をするべきなのかについて説明していきます。
新社会人が投資をすべき理由
新社会人こそ投資をすべき理由は大きく分けて2つあります。
まず一つ目の理由は、今の時代の利息の低さです。
バブルの時代とは違い、今の時代銀行に貯金をしていても利息はほとんどつきません。
例えば貯金を5万円しても、10年後もほぼ5万円のままです。
しかし、その5万円を投資に使った場合、10年後はその5万円が100万円に化ける可能性があります。
もちろんリスクがゼロなわけではないので、損をする可能性もあります。
ただ、新社会人でまだ若く、結婚等をしていないのであればこのリスクは許容することができます。
年を取ってからではなかなかリスクをとって投資をすることはできませんが、若いうちであれば可能です。
二つ目の理由は、投資の特性と関係があります。
投資というのは、本来長期的に行うものです。
長期的に伸びていくであろう会社に投資をするのが理想的で、且つリスクを低く抑えられます。
FXなどの短期的な投資に比べると長期的な投資は比較的安定した収益が見込めます。
例えば長期的に投資をし、毎年10%の利益が出る場合、10年後はかなりの額になります。
これが20年、30年、40年となると、その額はさらに莫大なものとなります。
新社会人はまだ年齢的に若く、その若い年齢の際から投資を始めることで、長期間投資を行うことができます。
1年目に60万円(1ヶ月5万円×12か月)投資したとして、それを毎年10%で運用すると、10年後には155万円、20年後には403万円、30年後には1046万円になります。
この数字を見て、なんで20年後は10年後の倍ではないの? なんで30年後は10年後の3倍じゃないの?と思う人もいると思いますが、これこそ投資の特性です。
投資には複利という概念が存在します。
一年で10%の利益が出るとして、10年で単純に10%×10=100% すなわち10年後に手元の1万円が2万円になるというものではありません。
手元の1万円は、1年後には1万円×1.1=1.1万円になります。違ってくるのは2年目からです。
2年目は単純に1万円×1.1ではありません。
1年目の終了時点で手元のお金は1万円ではなく1.1万円になっているので、2年目は1.1万円×1.1=1.21万円になります。
二年間だとその差はわずかですが、先ほども見たようにこれが10年、20年、30年となるとかなり違います。
新社会人が1年目に頑張って60万円を投資し、それを今後毎年10%で運用すれば、30年後には1000万円になります。
銀行に貯金しておいたら、その60万円は30年後もほぼ60万円のままということを考えると、いかに長期的に投資することの効果があるのかが分かると思います。
これが新社会人こそ投資をすべき2つ目の理由です。
もちろん初任給は自分の好きなものを買ったり、お世話になった親へのプレゼントを買ったりする必要があるかもしれませんが、その一部だけでもいいので投資を始めることをお勧めします。
10年後、20年後、30年後に絶対あの時投資を始めて良かったと思うはずです。
以上が新社会人こそ投資をすべき理由です。