国債や社債などの債券投資は、FXや株式投資よりも低リスク 初心者にも分かる債券投資の解説

今回は債券投資に関するお話です。

債券投資という言葉は、あまり聞きなれないかもしれません。

債券投資は株式投資やFXよりも低リスクで行える投資で非常にオススメです。

しかし、株式投資やFXをしている人は多くいますが、

債券投資をしている人はあまり多くありません。

今回は、そもそも債券とは何かについて説明していきます。

また、なぜ債券投資がFXや株式投資よりもリスクが低いかについて説明していきます。

債券投資に興味がある人はぜひ見ていってください。

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債券とは何か 債券投資とは何か

債券投資を行いたいなら、まずはそもそも債券とは何なのかを理解しておく必要があります。

また、債券とは何かを理解すれば、自ずと債券投資が低リスクである理由も分かると思います。

債券とは、会社、もしくは国が借金をする際に発行する証書のようなものです。

国が借金をする際に発行する債券が国債です。

一方民間企業が発行する債券が社債です。

国債と社債は名前は違いますが、本質的には同じものと言えます。

債券投資は、その債券(国債もしくは社債)に投資をすることです。

債券には、償還期間(満期日)が決められています。

例えば償還期間が5年(満期日が5年後)であれば、5年後に会社もしくは国からお金が返ってきます。

また、債券には額面価格と購入価格の二つの価格があります。

額面価格は、満期後に手元に返ってくる金額のことです。

一方購入価格は、その債券を購入する際の価格のことで、額面価格より安く設定されています。

例えば、ある債券の額面価格が10万円で、購入価格が95,000円、償還期間が5年の場合、

購入時に払うのは購入価格の95,000円です。

そして5年後、10万円が返ってきます。その差額の5000円が利益となります。

また、この額面価格は国やその会社が潰れない限り必ずあなたの元に返ってきます。

これが債券が低リスクである理由です。

また、債券で手に入れられる利益はこれだけではありません。

債券には償還期間以外に、利率もあらかじめ決められています。

例えば利率が5%なら、毎年5%が債券所有者(あなた)に支払われます。

額面価格が10万円の債券であれば、毎年5000円があなたの手元に支払われます。

ですので、先ほどと同様、額面価格10万円、購入価格95,000円、償還期間5年、利率5パーセントであれば、

額面価格と購入価格の差額である5000円と、毎年の利益5000円×5年=25,000円を足したもの、

すなわち3万円が5年間での利益となります。

国が潰れる可能性(デフォルトする可能性)はほぼゼロですし、会社が潰れる可能性もかなり低いことからも、債券への投資がいかに安全であるかは分かると思います。

そんな安全な投資でありながら、上記のように利益ももちろん発生します。

これが債券投資です。

また、債券は株式と同様に市場で売買もできます。

もし市場で売買されている価格が購入額よりも高ければ、満期日を迎える前に持っている債券を売り、その差額を得ることもできます。

5年の満期日まで待てない、という人や、急遽現金化しなくてはいけない事情ができた場合にも安心です。

以上が債券と債券投資の説明です。



債券投資が株式投資やFXよりも低リスクである理由

ここまで見てきた通り、債券は国や企業が倒れない限り、必ず損をすることはありません。

必ず額面価格と購入価格の差による利益、そして利率通りの毎年の利益は保証されています。

債券投資はまさに低リスクの投資といえます。

この点はFXや株式投資とは違います。

株とFXを比較した以前の記事でも見た通り、FXはかなりリスクが高いです。

例えば20倍のレバレッジをかけた場合、たった5%の値動きで手元の資金がゼロになり得ます。

いかに高リスクであるかが分かると思います。

株はFXほど高リスクではありません。株式投資もどちらかというと低リスクです。

会社が潰れない限りその価値がゼロになることはありませんし、

毎年配当という形で利益を得ることができます。(配当がない会社もありますが)

しかし、株には満期という概念がありません。

債券であれば、満期になれば額面価格が手に入ります。

一方株式は満期がないので、いつかはその株を売却する必要があります。

売却価格が購入価格を下回ってしまった場合、その差額は損失となります。

(もちろん配当によって、その損失を相殺し、むしろプラスになることも多々あります。)

以上のことから、債券投資が株式投資やFXよりもリスクの低い投資と言えます。

高リスク FX>>>>>株式投資>>債券投資 低リスク

こんな感じです。

しかし、当たり前ですが高リスクのものは、その分得られるリターンも大きいです。

低リスクということは、リターンは高リスクのものに比べると低くなります。

多少額は少なくてもいいから、より確実に利益を得たい人は債券投資。

失う可能性が高くても良いから、一発逆転を目指したい人はFX。

その間であれば株式投資。

自分のスタイルに合わせて選びましょう。

債券投資もネットの証券口座を開いていれば行えるので、債券投資と株式投資を組み合わせるのがおすすめです。

以上、債券投資に関するお話でした。

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