直木賞受賞作 本当に面白いオススメの小説5選(初めて直木賞を読む人向け)

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直木賞受賞作品は面白い!

有名な文学賞といえば、芥川賞と直木賞ですが、今回は直木賞受賞作品の中から、面白いと思える作品を5つ紹介します。

大衆文学の最高峰の賞である直木賞を受賞している作品は、基本的に全てが面白いです。

直木賞受賞作品は、話の展開、登場人物のキャラクターが面白い作品が多い印象です。

それでは早速紹介していきます!

1、荻原浩『海の見える理髪店』

2016年上半期の受賞作の『海の見える理髪店』。

6本の短編小説が収録されています。

どの作品の主人公も、様々な過去を背負って生きています。それに対峙する姿は、非常に感動するものがあります。

感動したいときに読むべき本です。

また、短編小説なので、文量が多くなく、非常に読みやすいのも特徴です。

2、藤原伊織『テロリストのパラソル』

こちらは1995年下半期に直木賞を受賞しました。

ミステリー作品です。

爆弾テロの容疑者となってしまった主人公が、その事件の真相を自ら暴いていくというのがストーリーです。

藤原伊織さんの描く小説はどれも臨場感がありますが、『テロリストのパラソル』はその中でも特に臨場感がひしひしと伝わってきます。

また、小説を自分で書いている人にもオススメしたいです。

一人称視点で書くとはこういうことだ、というのが理解できます。

ミステリーが好きな人、または小説を自ら書いている人にオススメの作品です!

3、角田光代『対岸の彼女』

2004年下半期の直木賞受賞作品が角田光代さんの『対岸の彼女』です。

映画『八日目の蝉』の原作で有名です。

『対岸の彼女』は、直木賞受賞作の中でも評価がかなり高い作品です。

時代の異なる二人の女性が主人公で、二つの話が交互に語られていきます。

女性の真の友情とは何なのか。些細なことがきっかけで仲たがいをしてしまう二人。

色々なことを考えさせてくれます。

大人になってからなかなか真の友達ができていないなあ、と感じている女性の方に特にオススメの作品です。

心が動かされます。

4、三浦しをん『まほろ駅前多田便利軒』

こちらは2006年上半期の直木賞受賞作品です。

映画化やドラマ化されているので、名前は聞いたことがあるかもしれません。

便利屋の多田とキャラの強烈な行天という二人組のお話です。

二人の掛け合い、またそれぞれのキャラクターが非常に味があり、それだけでも面白いです。

二人が様々なことを解決していくのですが、軽い問題だけでなく、重いテーマも扱います。

普通の小説なら、暗くなってしまうような題材も、主人公二人のキャラクターによって少しだけポップになります。

読みやすく面白い。それでいて薄っぺらくないです。

ぜひ読んでください!

5、西加奈子『サラバ!』

正直この記事を書いた理由が、この作品を紹介したいからといっても過言ではないほど、西加奈子さんの『サラバ!』は素晴らしいです。

以前の記事でも書きましたが、本当に勇気がもらえます。

西加奈子さんの言葉の表現もまっすぐ力強く、よくこんな作品が書けるな、と驚嘆します。

西加奈子さんの他の作品も読んで欲しいのですが、まずはこの『サラバ!』を読んでみてください。

直木賞受賞作の中でも、一番読み応えのある作品かもしれません。

上下巻あるので文量は多めですが、それだけ時間をかけても読む価値があると思います。

直木賞受賞作の中でも、特にオススメの作品です。

終わりに

直木賞を受賞した小説の中から、今回は5つだけ紹介しました。

直木賞は1年に2回選出されるので、この5作品の他にも多くの作品があります。

どれも面白い作品ばかりなので、ぜひこれから直木賞受賞作を手にとって見てみてください!

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